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社労士法人DBコラム / 社労士に頼むか自社でやるか|判断の分かれ目

発注の進め方 / 更新:2026年8月13日

社労士に頼むか自社でやるか|判断の分かれ目

従業員が20人を超えるあたりで、外注のほうが安くなることが多くあります。

社労士に頼むか自社でやるか|判断の分かれ目

労務管理を自社でやるか外注するかは、従業員数だけでは決まりません。 入退社の頻度担当者がいるかで判断が変わります。

自社と外注の比較

自社で行う社労士に頼む
費用担当者の人件費(時間分)月2万〜8万円+別料金
スピードすぐ動ける依頼から1〜3営業日
法改正への対応自分で調べる必要がある知らせてくれる
担当者の不在止まる影響しない
給与情報の秘匿社内に知る人が増える外部で完結する
判断が要る場面調べても答えが出ないことがある相談できる
従業員20人・年間コストの比較

自社:給与計算 月4時間+手続き 月2時間+年次20時間 = 年約92時間。
担当者の時給を2,500円とすると 年23万円(教育や調べる時間は含まず)。
外注:顧問+給与計算で月5万円 = 年60万円+年末調整など約10万円 = 年70万円

金額だけなら自社が安く見えます。 ただし担当者が辞めたら止まる法改正を追えないというリスクは金額に表れません。 そこをどう見るかが判断の分かれ目です。

外注したほうがよい場面

  • 入退社が多い:年10件を超えると、手続きの量と期限管理が負担になる
  • 担当者が1人しかいない:休職・退職で業務が止まる
  • 勤務形態が複雑:シフト制、変形労働時間制、複数の手当
  • 給与額を社内で知られたくない:役員報酬、個別の評価に基づく給与
  • 労務トラブルの芽がある:問題社員、長時間労働、未払い残業の懸念
  • 助成金を使いたい:要件の確認と書類の整備に手間がかかる

自社で回せる場合

  • 従業員が10人以下で、入退社がほとんどない
  • 全員が同じ勤務形態(固定時間・固定給)
  • クラウド給与ソフトを導入していて、勤怠が自動連携されている
  • 労務に詳しい担当者がいて、その人以外にも分かる状態になっている

部分的に頼む選択

頼み方費用の目安向いている状況
手続きのみスポット1件 1万〜2万円入退社が年数件
給与計算のみ基本料+1人 500〜1,500円手続きは自社でできる
就業規則のみ20万〜50万円整備が済めば当面不要
相談のみ(スポット)1時間 5千〜3万円判断に迷ったときだけ
顧問契約月2万〜8万円継続的に発生する
「担当者が1人」が最大のリスク

労務の実務は、給与額・評価・家族構成といった 他の社員には見せられない情報を扱います。 そのため担当者が1人に固定されがちで、 その人が急に休むと給与計算も手続きも止まります。
バックアップを作るのが難しい業務だからこそ、 外注の価値が金額以上に出る領域です。

よくある質問

何人くらいから社労士に頼むべきですか?

<strong>従業員20人</strong>があたりが目安です。このあたりから入退社の手続きが定期的に発生し、労働時間や休暇の管理も複雑になります。ただし入退社の多い業種(飲食・小売・介護)は、10人程度でも外注の価値が出ます。

自社でやると何時間かかりますか?

従業員20人で、給与計算が月3〜6時間、入退社の手続きが1件あたり1〜2時間、年次手続き(算定基礎届・年度更新)が年10〜20時間ほどです。担当者の時給と、その時間を他に使った場合の価値で比べてください。

一部だけ頼むことはできますか?

できます。「手続きだけ」「給与計算だけ」「就業規則だけ」といった部分的な依頼に応じる事務所は多くあります。相談が必要になったときだけスポットで頼む形も可能です。

自社でやる場合、何に気をつければよいですか?

<strong>期限</strong>と<strong>法改正</strong>の2つです。社会保険の手続きは5日以内のものが多く、社会保険料率や最低賃金は毎年変わります。担当者が1人だと、その人が休んだときに止まります。

まとめ

  • 目安は従業員20人。ただし入退社が多い業種は10人でも外注の価値がある。
  • 金額だけなら自社が安く見えるが、担当者不在で止まるリスクは金額に表れない。
  • 「手続きだけ」「給与計算だけ」といった部分的な依頼もできる。
  • 自社で行うなら、期限管理と法改正の追跡を仕組みにしておく。

費用の詳細は 社労士の顧問料の相場、 事務所の選び方は 社労士の選び方 にまとめています。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

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