給与計算代行の費用相場|従業員1人あたりの単価
基本料金+人数単価が基本。年末調整は別料金のことが多くあります。
給与計算の代行費用は「基本料金 + 1人あたりの単価」で決まります。 人数が増えるほど1人あたりは下がりますが、 年末調整と賞与は別料金であることが多く、 年額で見ると想定より高くなることがあります。
人数別の月額
| 従業員数 | 月額の目安 | 1人あたり |
|---|---|---|
| 1〜5人 | 1万〜2万円 | 2,000〜4,000円 |
| 6〜10人 | 1.5万〜4万円 | 1,500〜4,000円 |
| 11〜30人 | 3万〜7万円 | 1,000〜2,300円 |
| 31〜50人 | 4万〜10万円 | 800〜2,000円 |
| 51〜100人 | 7万〜18万円 | 700〜1,800円 |
※ 税別。社会保険の手続きが含まれるかは事務所によります。
別料金になりやすいもの
| 項目 | 費用の目安 | 頻度 |
|---|---|---|
| 賞与計算 | 1人 500〜1,500円 | 年2回 |
| 年末調整 | 1人 1,000〜2,000円 (基本料 3万〜5万円) | 年1回 |
| 法定調書・給与支払報告書 | 1万〜3万円 | 年1回 |
| 住民税の更新 | 5千〜2万円 | 年1回(5〜6月) |
| 入退社の手続き | 1件 1万〜2万円 | 都度 |
| 算定基礎届 | 3万〜10万円 | 年1回(7月) |
従業員20人の会社で、月額3万円の事務所を想定します。
月額 3万 × 12 = 36万円
+ 賞与計算(年2回・1人1,000円)= 4万円
+ 年末調整(基本4万+1人1,500円)= 7万円
+ 法定調書・住民税更新 = 3万円
年額 約50万円。月額だけを見ていると3割ほど見誤ります。
外注する価値が出る場面
- 担当者が1人しかいない:休職や退職で給与計算が止まるリスクを避けられる
- 給与額を社内で知られたくない:役員報酬や個別の手当を扱う場合
- 勤務形態が複雑:シフト制、変形労働時間、複数の手当がある
- 法改正への対応が追いつかない:社会保険料率、最低賃金、割増率の改定
- 入退社が多い:飲食・小売・介護など。手続きの量が読めない
自社で行う場合の効率化
- 勤怠をクラウドで集める:打刻データが給与ソフトに連携されると転記が消える
- 手当のルールを文書化する:担当者しか分からない計算を残さない
- 締め日から支給日まで余裕を持つ:末締め翌25日払いなど。翌5日払いは無理が出る
- 給与明細を電子化する:印刷と封入の手間がなくなる
給与計算だけを安く請ける業者もありますが、
社会保険の入退社手続きは社労士でないと代行できません。
給与計算は業者、手続きは社労士、と分かれると
情報の受け渡しが二重になり、かえって手間が増えます。
従業員の出入りがある会社は、両方を1か所にまとめるほうが実務は楽です。
よくある質問
給与計算の代行費用はいくらですか?
<strong>基本料金 1万〜3万円 + 1人あたり 500〜1,500円</strong>という構成が一般的です。従業員10人なら 1.5万〜4万円、30人なら 3万〜7万円、50人なら 4万〜10万円が目安になります。
年末調整は別料金ですか?
ほとんどの事務所で別料金です。1人 1,000〜2,000円、または基本料 3万〜5万円+人数分という設定が多くあります。法定調書や給与支払報告書の作成も含まれるか確認してください。
自社でやるのと、どちらが安いですか?
10人程度なら、給与ソフトを使って月2〜4時間で処理できます。外注費 2万円と、担当者の時給×時間を比べてください。ただし<strong>担当者が休んだときに止まる</strong>、<strong>給与額が社内で漏れる</strong>という問題は外注で解決します。
税理士と社労士、どちらに頼むべきですか?
どちらでも対応できます。社会保険の手続きまで任せるなら社労士、源泉所得税や年末調整と一体で見たいなら税理士が自然です。<strong>社会保険の手続きは社労士の独占業務</strong>なので、手続きも含めるなら社労士になります。
まとめ
- 費用は基本料金 + 1人あたり単価。10人で 1.5万〜4万円。
- 賞与・年末調整・法定調書は別料金。年額で比較する。
- 担当者が1人しかいない会社は、止まらない体制として外注の価値がある。
- 社会保険の手続きは社労士の独占業務。分けると手間が増える。
顧問料そのものは 社労士の顧問料の相場 を参照してください。
掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。