URL設計とサイト構造|公開後に変えると影響が大きい
デザインは後から変えられますが、URLの変更には引き継ぎ作業が伴います。
URLとサイト構造は、 公開後に変えると影響が大きいため、 制作の初期に決めておくべき項目です。
デザインは後から変えられますが、 URLを変えると検索評価と外部リンクの引き継ぎ作業が発生します。
URLの基本
| 良い例 | 避けたい例 | 理由 |
|---|---|---|
| /service/web-production/ | /page_id=124 | 何のページか分からない |
| /company/ | /aboutus_new2024/ | 時期が入ると古くなる |
| /column/website-price/ | /column/ホームページ 費用/ | 共有時に記号の羅列になる |
| /recruit/ | /RECRUIT/ | 大文字と小文字を混在させない |
| /case/manufacturing/ | /case/case1/ | 内容が推測できない |
原則は「短く、内容が推測でき、変わらない」ことです。 年度や「new」「renewal」といった時期を表す語は、 数年後に必ず実態と合わなくなります。
単語の区切りはハイフンを使ってください。 アンダースコアは区切りとして認識されにくく、 スペースは記号に変換されます。
階層の考え方
階層はカテゴリの構造をそのまま表すのが基本です。
| 階層 | URL例 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | /service/ | サービス一覧 |
| 2 | /service/web-production/ | 個別のサービス |
| 3 | /service/web-production/corporate/ | さらに細分化 |
3階層を超える場合は、構造そのものを見直してください。 深い階層のページは訪問者からも検索エンジンからも到達しにくくなります。 トップから3クリック以内で全ページに行けるかを確認してください。
なお、階層を浅くするためにすべてを第1階層に並べるのも問題です。 URLを見て、そのページがどのカテゴリに属するか分かる状態が理想です。
よくある構成
| URL | 内容 |
|---|---|
| / | トップ |
| /company/ | 会社概要 |
| /service/ | サービス一覧 |
| /service/{名前}/ | 個別サービス |
| /case/ | 導入事例一覧 |
| /case/{名前}/ | 個別事例 |
| /column/ | コラム一覧 |
| /column/{名前}/ | 個別記事 |
| /recruit/ | 採用情報 |
| /contact/ | お問い合わせ |
| /privacy/ | プライバシーポリシー |
一覧ページを必ず用意してください。
/service/web-production/ があるのに
/service/ が存在しないと、
訪問者が階層を上がったときに404になります。
末尾のスラッシュとwwwを統一する
同じページに複数のURLで到達できる状態は、 評価が分散する原因になります。
| 統一する対象 | 例 |
|---|---|
| httpとhttps | http:// はすべて https:// に転送 |
| wwwの有無 | どちらかに寄せて、もう一方は転送 |
| 末尾のスラッシュ | /service と /service/ を統一 |
| index.html の有無 | /index.html は / に転送 |
これらは制作会社が設定する項目です。
検収時に、
http:// や www 付きのURLを実際に開いて、
正しく転送されるか確認してください。
サブディレクトリとサブドメイン
| 方式 | 例 | 検索評価 | 向いている場合 |
|---|---|---|---|
| サブディレクトリ | example.co.jp/recruit/ | 本体と共有できる | ほとんどの場合 |
| サブドメイン | recruit.example.co.jp | 概ね引き継ぐ | システムを分けたい場合 |
| 別ドメイン | recruit-name.com | 一から積み直し | 事業ごと切り離す前提 |
迷ったらサブディレクトリです。 すでに評価されているドメインの配下に置くことで、 新しいページも早く評価されやすくなります。
サブドメインが有効なのは、 使うシステムが本体と異なる場合です。 たとえば採用管理システムや予約システムを使う場合、 技術的にサブディレクトリに置けないことがあります。
カテゴリ設計で失敗しやすい点
- 社内の組織図をそのまま構造にする(訪問者には関係のない分け方)
- 1つしか記事が入らないカテゴリを作る
- 同じページが複数のカテゴリに属する(URLが重複する原因)
- 後から増えることを想定していない
1つめは非常によくある失敗です。 「第一事業部」「第二事業部」という分け方は社内では自然ですが、 訪問者は何を提供しているかで探します。 組織ではなく、提供内容で分けてください。
公開前に確認すること
- URLに時期や「new」が入っていないか
- すべての一覧ページが存在するか
- http/wwwの有無/末尾スラッシュが統一されているか
- トップから3クリックで全ページに到達できるか
- パンくずリストがあるか(階層が分かる)
- XMLサイトマップが生成され、登録されているか
リニューアルの場合は、旧URLとの対応表も必須です。 新しい構造にした結果、 旧URLが1つも引き継がれていない状態にすると、 これまでの検索評価をすべて失います。
よくある質問
URLは日本語でもいいですか?
技術的には使えますが、避けるのが無難です。共有した際に長い記号の羅列に変換されて表示され、見づらくなります。英数字とハイフンで、内容が推測できる文字列にしてください。
後からURLを変えられますか?
変えられますが、転送設定が必要になり手間がかかります。設定を怠ると、それまでの検索評価と外部からのリンクを失います。<strong>URLは最初に決めて、以後変えない</strong>のが原則です。
階層は深いほうが分かりやすいですか?
深すぎると不利になります。トップから3クリック以内で全ページに到達できるのが一つの目安です。階層が深いページは、検索エンジンにも訪問者にも見つけられにくくなります。
サブドメインとサブディレクトリはどちらがよいですか?
検索評価を共有したいならサブディレクトリです。採用サイトやサービスサイトを分ける場合も、<code>example.co.jp/recruit/</code> のほうが<code>recruit.example.co.jp</code> より本体の評価を活かせます。
掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。