コーディング代行の費用相場
ページ単価の内訳と、安い見積もりで抜けがちな作業範囲を解説します。
コーディング代行は「ページ単価いくら」で見積もられることが多い分野です。 ただしこの単価に何が含まれるかは会社によってまちまちで、 同じ「下層1ページ1万円」でも、あとから追加請求されるかどうかが分かれます。
ページ単価の相場
| 対象 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| トップページ | 3万〜10万円 | 要素が多く、動きも入るため下層より高い |
| 下層ページ | 1万〜3万円 | 共通パーツを使い回せる2ページ目以降は安くなる |
| ランディングページ(1枚もの) | 3万〜10万円 | 縦に長い分、下層ページ数枚分の作業量 |
| レスポンシブ対応 | 単価に込み〜PC の30〜50% | 会社によって扱いが違う。要確認 |
| WordPress テーマ化(基本) | 10万〜25万円 | 固定ページ、投稿、お知らせ一覧 |
| WordPress(カスタム投稿・フィールド) | +10万〜30万円 | 実績、スタッフなど独自の情報を管理する場合 |
| 問い合わせフォーム実装 | 3万〜15万円 | 確認画面、自動返信、迷惑送信対策の有無で変動 |
※ 税別。デザインデータが整っていることを前提とした単価です。
ページ単価に含まれるべき作業
次の作業が単価に入っているかを確認してください。含まれていないと、後から積み上がります。
- スマートフォン・タブレット表示への対応
- 主要ブラウザ(Chrome / Safari / Edge / iOS / Android)での表示確認
- 画像の書き出しと軽量化
- 見出しタグやメタ情報など、基本的な HTML の構造化
- 簡単なホバー効果、スクロール時のフェードイン程度の動き
別料金になりやすい作業
| 作業 | 追加費用の目安 |
|---|---|
| 複雑なアニメーション(スクロール連動、パララックス) | 1箇所 2万〜15万円 |
| スライダー・カルーセル | 1万〜5万円 |
| 絞り込み検索・ソート機能 | 5万〜30万円 |
| 表示速度の最適化 | 5万〜20万円 |
| アクセシビリティ対応(JIS 準拠など) | 1ページ 5,000円〜3万円 |
| 旧ブラウザ対応 | 1ページ 3,000〜1万円 |
| 多言語対応 | 多言語サイトの相場を参照 |
20ページあっても、デザインの型が3種類なら実質3ページ分+量産作業です。 ページごとにレイアウトを変えると、その分だけ単価がまるごと積み上がります。 デザインの段階で型を揃えておくと、コーディング費は 3〜5割変わります。
渡すデザインデータで費用が変わる
コーディング担当者が最も時間を取られるのは、実は実装そのものではなく デザインデータの解読です。次の状態だと追加費用の対象になりやすくなります。
- レイヤー名が「グループ12」のまま、構造が分からない
- テキストが画像化されていて、文字を拾えない
- 同じ見出しなのにページごとに文字サイズが1pxずつ違う
- スマートフォン用のデザインが無く、「よしなに」と言われる
- フォントが手元に無く、代替を探す必要がある
逆に、Figma でコンポーネント化され、余白と文字サイズのルールが決まっているデータは 作業が速く、見積もりも下がります。
コーディング後の修正依頼は必ず発生します。 「軽微な修正は無料」という口約束のままだと、どこからが有償かで揉めます。 「検収時に1回、公開後1か月以内に1回まで無料」のように、回数と期間で決めておくのが実務的です。
発注方法ごとの費用感
| 発注先 | 単価の傾向 | 特徴 |
|---|---|---|
| 個人・フリーランス | 下層 8,000〜2万円 | 安いが、体調不良や繁忙で止まるリスクがある |
| コーディング専門会社 | 下層 1万〜2.5万円 | 品質が安定。納期の管理がしっかりしている |
| 制作会社に一括 | 下層 1.5万〜3万円 | デザインから通しで頼める。窓口が1つで済む |
| 海外オフショア | 下層 5,000〜1.5万円 | 安いが、日本語の指示と細部の詰めに手間がかかる |
よくある質問
コーディング代行のページ単価はいくらですか?
トップページで 3万〜10万円、下層ページで 1万〜3万円が目安です。レスポンシブ対応込みの単価であることが一般的ですが、別料金として PC 単価の 30〜50% を加算する会社もあるため必ず確認してください。
WordPress への組み込みはいくらかかりますか?
テーマ化の基本作業で 10万〜25万円、投稿タイプやカスタムフィールドを使った実装を含めると 20万〜50万円が目安です。管理画面から編集できる範囲を広げるほど費用が上がります。
安い見積もりで抜けやすい作業はなんですか?
アニメーション、フォームの実装、表示速度の最適化、複数ブラウザでの検証、アクセシビリティ対応の5つです。「静的コーディングのみ」と書かれた見積もりは、これらが含まれていないと考えてください。
デザインデータはどの形式で渡せばよいですか?
Figma、Adobe XD、Photoshop が一般的です。レイヤーが整理されていない、テキストが画像化されている、余白の指定が無い、といったデータは作業時間が増えて追加費用の原因になります。渡す前に一度確認してください。
まとめ
- 相場はトップ 3万〜10万円、下層 1万〜3万円、WordPress 化 10万〜50万円。
- 単価に「レスポンシブ・ブラウザ検証・画像書き出し」が含まれるか確認する。
- デザインの型を減らすと、品質を落とさずに 3〜5割下がる。
- 修正の無料回数と期間を、発注前に決めておく。
掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。