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ホームページ制作会社DBコラム / ホームページのバックアップと復旧|「戻せません」を防ぐ

運用・保守 / 更新:2026年8月19日

ホームページのバックアップと復旧|「戻せません」を防ぐ

復旧テストをしていないバックアップは、無いのと同じです。

ホームページのバックアップと復旧|「戻せません」を防ぐ

バックアップは、取っているかどうかより 実際に戻せるかどうかが問題になります。

「毎日バックアップしています」と言われていたのに、 いざ復旧しようとしたら中身が空だった、という事故は珍しくありません。 ここでは何を、どこに、どれくらいの頻度で取るべきかと、 戻せることをどう確認するかをまとめます。

何をバックアップする必要があるか

WordPress のようなCMSサイトは、2種類のデータで構成されています。 どちらか片方だけでは復旧できません。

種類中身欠けるとどうなるか
ファイルテーマ・プラグイン・アップロードした画像やPDFデザインと画像が消える
データベース記事本文・固定ページ・設定・ユーザー情報文章と設定が全部消える

「データベースだけ取っていた」は非常に多い失敗です。 記事は戻っても画像が全部リンク切れになります。 逆にファイルだけでは、記事本文が1本も戻りません。

どこに保存するか

同じサーバーの中だけに置いたバックアップは、 サーバー障害のときに一緒に消えます。

保存場所守れるもの守れないもの
同じサーバー内誤操作・更新失敗サーバー障害・アカウント停止
外部ストレージ(クラウド等)サーバー障害を含む大半アカウント乗っ取り
手元のPCにも1本ほぼすべてPCの故障(他と併用が前提)

現実的には「サーバー内に日次+外部に週次」で十分です。 外部ストレージへの保存は、プラグインやサーバーの機能で自動化できます。 手作業でのダウンロードは、必ず途中で止まります。

保存期間は「気づくまでの時間」で決める

改ざんや不具合は、すぐには気づきません。 トップページが真っ白になれば当日わかりますが、 問い合わせフォームが壊れている、下層ページだけ改ざんされている、といった場合は 数週間気づかないことがあります。

保存期間が7日しかないと、その時点で 正常な状態のバックアップが1本も残っていません。 最低でも30日、可能なら「日次で30日分+月次で12か月分」を目安にしてください。

年に1回は実際に戻してみる

復旧テストをしていないバックアップは、無いのと同じです。 取得は自動化されていても、戻す手順は誰も試していない、というのが典型的な状態です。

  • テスト用の環境を用意して、バックアップから復元する
  • トップページ・下層ページ・問い合わせフォームが動くか確認する
  • 画像が表示されるか(ファイルとデータベースの両方が揃っているか)確認する
  • 復旧にかかった時間を記録する

かかった時間の記録は重要です。 「半日で戻る」か「3日かかる」かで、事故が起きたときの判断が変わります。 復旧に3日かかると分かっていれば、そもそも壊さない運用に投資する判断ができます。

更新前のバックアップを習慣にする

実務で一番使うのは、災害復旧ではなく更新失敗からの巻き戻しです。

  1. WordPress本体・プラグインの更新前(更新後に画面が真っ白になることがある)
  2. テーマやコードを触る前
  3. 大きなコンテンツ追加の前

自動バックアップがあっても、直前に手動で1本取っておくと復旧が早くなります。 直前の状態がわかっていれば、原因の切り分けも簡単です。

発注時に確認しておくこと

確認項目なぜ必要か
ファイルとデータベースの両方を取っているか片方だけでは戻せない
保存先はサーバー内か外部かサーバー障害時に一緒に消えないか
保存期間は何日か気づくまでの時間より短いと意味がない
復旧作業は保守費に含まれるか別料金のことが多い
復旧にかかる時間の目安事故時の判断材料になる
復旧テストをしているかしていなければ戻せる保証がない

「バックアップは取っています」だけで安心しないでください。 上の6つを聞いて具体的に答えられる会社なら、実際に運用しています。 答えが曖昧な場合は、取得しているだけで戻したことがない可能性が高いです。

よくある質問

レンタルサーバーの自動バックアップがあれば十分ですか?

不十分な場合があります。共用サーバーの自動バックアップは保存期間が7〜14日程度のことが多く、改ざんに数週間気づかなければ正常な状態が残っていません。また復旧作業が有償のサーバーもあります。契約内容を確認してください。

バックアップはどのくらいの頻度で取るべきですか?

更新頻度で決めます。お知らせを月1回更新する程度なら日次で十分です。ECサイトのように毎日注文データが増えるなら、データベースは1日複数回、ファイルは日次が目安になります。基準は「最悪どこまで戻ってよいか」です。

バックアップがあれば必ず復旧できますか?

できないことがあります。バックアップが壊れている、データベースだけでファイルが無い、PHPのバージョンが変わって動かない、といった理由で戻せない例は実際にあります。年に1回は実際に復旧できるか試してください。

保守契約にバックアップは含まれますか?

契約によります。「バックアップ取得」は含まれても「復旧作業」は別料金というケースが多くあります。取得と復旧の両方が含まれるか、復旧にかかる時間の目安はどれくらいか、契約前に確認してください。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

つぎは、実際に依頼先を探す段階です

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