不動産会社の選び方|免許番号と得意分野を見る
免許番号の括弧内の数字で、営業年数の目安が分かります。
不動産会社は数が多く、看板だけでは違いが分かりません。 ただし免許番号と得意分野を見れば、 ある程度の判断ができます。
免許番号の読み方
すべての不動産会社は、宅地建物取引業の免許番号を掲示する義務があります。
・東京都知事:事務所が東京都内にのみある(複数県なら国土交通大臣)
・(3):免許の更新回数。5年ごとの更新なので10〜15年の営業歴
・第○○○○○号:個別の番号
括弧内が (1) なら開業から5年未満です。
新しいから悪いわけではありませんが、
取引実績を別途確認する材料になります。
得意分野を見分ける
| 分野 | 扱うもの | 該当する会社 |
|---|---|---|
| 売買・賃貸仲介 | 住居用・事業用の売買と賃貸 | 一覧を見る(4,135社) |
| 不動産管理(PM) | オーナーに代わって物件を管理 | 一覧を見る(2,767社) |
| 開発・デベロッパー | 土地の仕入れから企画・分譲まで | 一覧を見る(880社) |
| ハウスメーカー・住宅 | 戸建ての設計・施工・販売 | 一覧を見る(932社) |
| 不動産金融 | ファンドの組成・運用 | 一覧を見る(418社) |
| ファシリティマネジメント | 企業の施設運営を最適化 | 一覧を見る(52社) |
目的別の選び方
| やりたいこと | 選ぶ相手 | 見るポイント |
|---|---|---|
| オフィス・倉庫を借りる | 事業用に強い仲介会社 | 非公開物件の量、条件交渉の経験 |
| 自宅を買う・借りる | そのエリアの仲介会社 | 地域の物件情報、学区や生活環境の知識 |
| 所有物件を貸す・売る | 仲介+管理ができる会社 | レインズへの登録、募集力、入居率の実績 |
| 物件の管理を任せる | 管理会社(PM) | 管理戸数、クレーム対応の体制、工事の手数料 |
| 投資物件を探す | 投資に強い仲介・アセットマネジメント | 利回りの根拠、レントロールの精度 |
・免許番号を掲示しているか(事務所内と広告に義務がある)
・宅地建物取引士が説明するか(重要事項説明は資格者でなければできない)
・レインズへの登録(売却・貸出しを依頼する場合、登録証明書をもらう)
・媒介契約の種類(一般・専任・専属専任のどれか。制約が違う)
・手数料の説明(法定上限の範囲か。別名目の請求がないか)
媒介契約の3種類
| 一般媒介 | 専任媒介 | 専属専任媒介 | |
|---|---|---|---|
| 複数社への依頼 | できる | できない | できない |
| 自分で見つけた相手との取引 | できる | できる | できない |
| レインズ登録の義務 | なし | 7日以内 | 5日以内 |
| 報告義務 | なし | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 |
| 向いている場面 | 人気物件。広く探したい | 1社に任せて動いてもらいたい | 早く決めたい |
事業用の物件探し(借りる側)は、複数社に依頼する一般媒介が普通です。 逆に売却や貸出しは、専任にしたほうが会社が本腰を入れることがあります。
よくある質問
免許番号から何が分かりますか?
括弧内の数字が<strong>免許の更新回数</strong>を示します。免許は5年ごとの更新なので、「(3)」なら10〜15年、「(5)」なら20〜25年の営業歴です。長ければよいわけではありませんが、実績の目安にはなります。
「知事免許」と「大臣免許」の違いは?
事務所が1つの都道府県内にあれば<strong>知事免許</strong>、2つ以上の都道府県にまたがると<strong>国土交通大臣免許</strong>です。規模の大小ではなく、事務所の所在地の話です。知事免許でも大手はありますし、大臣免許でも小規模な会社はあります。
レインズとは何ですか?
不動産流通機構が運営する<strong>物件情報のネットワーク</strong>です。専任媒介・専属専任媒介で依頼を受けた会社は、一定期間内に登録する義務があります。登録されていれば他社にも情報が回るため、売却・貸出しの場合は登録証明書を確認してください。
大手と地域密着型、どちらがよいですか?
<strong>物件の種類とエリア</strong>で選び分けます。大規模なオフィスや投資物件は情報量のある大手、エリアを絞った探し方なら地域密着型が有利です。地元のオーナーと直接つながっていることがあります。
まとめ
- 免許番号の括弧内の数字で営業年数の目安が分かる(5年ごとに1つ増える)。
- 知事免許・大臣免許は事務所の所在地の違いで、規模とは関係ない。
- 売却・貸出しを頼むならレインズの登録証明書を受け取る。
- エリアを絞っているなら、地域密着型のほうが情報が早いことがある。
掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。