賃貸オフィスの費用相場|坪単価と初期費用の内訳
賃料だけでは足りません。初期費用は月額賃料の6〜12か月分かかります。
賃貸オフィスの費用は、月額賃料だけでは見積もれません。 初期費用が月額賃料の6〜12か月分かかり、 さらに内装工事と原状回復が別に発生します。 総額で見ないと、資金計画が狂います。
賃料の相場(坪単価・月額)
| エリア | 坪単価 | 20坪の月額 | 50坪の月額 |
|---|---|---|---|
| 東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷) | 2万〜4万円 | 40万〜80万円 | 100万〜200万円 |
| 東京23区(都心5区以外) | 1.2万〜2.5万円 | 24万〜50万円 | 60万〜125万円 |
| 横浜・さいたま・千葉 | 1万〜2万円 | 20万〜40万円 | 50万〜100万円 |
| 大阪・名古屋 | 1万〜2万円 | 20万〜40万円 | 50万〜100万円 |
| 福岡・札幌・仙台・広島 | 8千〜1.5万円 | 16万〜30万円 | 40万〜75万円 |
| その他の地方都市 | 6千〜1.2万円 | 12万〜24万円 | 30万〜60万円 |
※ 共益費(坪 2千〜5千円)は別。築年数・階数・設備で上下します。
初期費用の内訳
| 項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 保証金(敷金) | 賃料の6〜12か月 | 退去時に原状回復費を差し引いて返還 |
| 礼金 | 0〜2か月 | 近年は無いことも多い |
| 前家賃 | 1か月 | 入居月の賃料を前払い |
| 仲介手数料 | 賃料1か月+消費税 | 法定の上限。無料の会社もある |
| 火災保険料 | 2万〜5万円/年 | 加入が必須 |
| 保証会社利用料 | 賃料の0.5〜1か月 | 求められる場合 |
月額賃料 50万円 + 共益費 6万円 = 月56万円
・保証金 10か月 = 500万円
・前家賃 = 56万円
・仲介手数料 = 55万円(税込)
・火災保険 = 3万円
入居前に 614万円。
さらに内装工事(坪10万〜30万円 = 200万〜600万円)と
什器が加わります。
賃料以外に交渉できること
- フリーレント:1〜6か月の賃料免除。最も応じてもらいやすい
- 保証金の減額:12か月を6か月に。企業の信用力があれば通ることがある
- 原状回復の範囲:契約時に「スケルトン返し」を「現状のまま返却」に変えられることも
- 契約期間:5年を3年に。または中途解約の条項を入れる
- 入居時期:内装工事の期間を賃料の発生前にしてもらう
- 看板・サインの設置:追加費用の有無
貸主にとって賃料の減額は物件の資産価値を下げるため、応じにくい交渉です。
一方、フリーレントは一時的な措置なので通りやすくなります。
月56万円の物件で3か月のフリーレントが取れれば 168万円。
賃料を5%下げるより効果が大きいことがあります。
面積の考え方
| 働き方 | 1人あたり | 20人の場合 |
|---|---|---|
| 固定席・書類が多い | 3〜4坪 | 60〜80坪 |
| 固定席・標準的 | 2.5〜3坪 | 50〜60坪 |
| フリーアドレス | 2〜2.5坪 | 40〜50坪 |
| リモート併用(出社率5割) | 1.5〜2坪 | 30〜40坪 |
※ 会議室・応接・休憩スペースを含んだ数値です。
よくある質問
賃貸オフィスの賃料はどれくらいですか?
東京都心5区で<strong>坪 2万〜4万円</strong>(月額)が目安です。大阪・名古屋は 1万〜2万円、地方都市は 6千〜1.5万円。これに共益費が坪 2千〜5千円ほど加わります。同じエリアでも、築年数・階数・グレードで倍近く差が出ます。
初期費用はいくらかかりますか?
<strong>月額賃料の6〜12か月分</strong>が目安です。内訳は保証金(6〜12か月)、前家賃(1か月)、仲介手数料(1か月)、火災保険料など。20坪・坪2.5万円(月額50万円)なら、保証金だけで 300万〜600万円になります。
坪数はどれくらい必要ですか?
<strong>1人あたり2〜4坪</strong>が目安です。固定席で書類が多い職場は3〜4坪、フリーアドレスやリモート併用なら2坪前後。会議室や休憩スペースを広く取るなら、これに加算します。
賃料は交渉できますか?
できます。ただし賃料そのものより、<strong>フリーレント(賃料の免除期間)</strong>のほうが応じてもらいやすい傾向があります。1〜6か月ぶんの免除は珍しくありません。空室期間が長い物件ほど交渉の余地があります。
まとめ
- 東京都心5区で坪 2万〜4万円。地方都市は 6千〜1.5万円。
- 初期費用は月額賃料の6〜12か月分。保証金が大半を占める。
- 面積は1人あたり2〜4坪。働き方で大きく変わる。
- 賃料の減額よりフリーレントのほうが交渉が通りやすい。
仲介会社の選び方は 事業用不動産の仲介会社、 移転全体の費用は オフィス移転の費用 を参照してください。
掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。