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費用・相場 / 更新:2026年8月12日

WordPress の保守・セキュリティ対策の費用

WordPress は公開してからのほうがお金がかかります。何に払うのかを整理します。

WordPress の保守・セキュリティ対策の費用

WordPress は、公開してからのほうがお金と手間がかかります。 世界中で使われているぶん攻撃対象にもなりやすく、 プラグインの脆弱性は毎週のように公表されています。

ここでは保守費用の内訳と、見積もりを比べるときの判断基準を整理します。 制作費のほうは WordPress サイト制作の費用相場 を参照してください。

保守プランの相場

プラン月額の目安含まれる内容
最小5,000円〜1万円 本体・プラグインの更新、バックアップ、死活監視
標準1万〜3万円 上記+更新後の表示確認、軽微な修正(月1〜2時間)、障害の一次対応
手厚い3万〜10万円 上記+改ざん検知、脆弱性の緊急対応、月次レポート、営業時間外の対応

※ 税別。サーバー費用(月 1,000円〜1万円程度)は別途かかります。

保守費に含まれる作業

項目頻度なぜ必要か
WordPress 本体の更新年 3〜4回(メジャー)放置するとプラグインが動かなくなる。セキュリティ修正も含む
プラグインの更新月 1〜数回攻撃の入口はほぼプラグインの脆弱性
PHP バージョンの追従2〜3年に1回サポート切れの PHP はサーバー会社が強制的に上げることがある
バックアップ日次〜週次改ざん・操作ミスからの復旧手段。世代数も確認する
死活監視常時落ちたときに、こちらから気づけるようにする
更新後の表示確認更新のたび更新でレイアウトが崩れる、フォームが止まることがある
改ざん検知常時ファイルの書き換えを検知する。発見が遅れるほど被害が広がる
見積もりで確認する3点

月額が同じでも中身は大きく違います。次の3つは必ず聞いてください。
バックアップは何世代・どこに保存されるか(同じサーバー内だけだと復旧できないことがある)
更新後に表示確認をするか(更新するだけの契約は珍しくない)
障害対応は月額に含まれるか、別料金か(含まれない場合の時間単価も確認)

実際に起きるトラブルと復旧費用

起きること原因復旧費用の目安
ページに見知らぬリンクが埋め込まれるプラグインの脆弱性10万〜50万円
フィッシングサイトを設置される管理者パスワードの使い回し20万〜80万円
検索結果に警告が表示される改ざんの発見が遅れた30万〜100万円
問い合わせが届かなくなるプラグイン更新でフォームが停止3万〜15万円
サイトが真っ白になるPHP バージョンとの非互換5万〜30万円

金額以上に痛いのは、気づかない期間です。 問い合わせフォームが1か月止まっていた場合、失った商談は復旧費では取り返せません。

「更新しているから安全」ではない

侵入経路として多いのは、使っていない古いプラグインの残置、管理画面のパスワードの使い回し、 そして制作会社から引き継いだ共有アカウントです。 不要なプラグインを消す管理者アカウントを人ごとに分ける退任者の権限を消す。この3つは費用をかけずに今日できます。

自社で運用する場合にやること

  • 週1回、管理画面を開く:更新通知とユーザー一覧を見るだけでも違います。
  • 更新前にバックアップ:戻せる状態を作ってから更新します。
  • 更新後にフォームを送信してみる:自動テストが無くても、手で1回送れば十分です。
  • 使っていないプラグイン・テーマは削除:停止ではなく削除します。
  • 管理者は必要な人だけ:投稿者・編集者の権限で足りる人を管理者にしない。

どこまで頼むかの判断

状況おすすめの構成
社内に触れる人がいる/会社案内サイト最小プラン。更新とバックアップだけ任せる
問い合わせが商談につながる標準プラン。フォームが止まらないことにお金を払う
EC・会員機能がある/個人情報を扱う手厚いプラン。改ざん検知と緊急対応を含める
更新が止まって数年経っているまず現状調査(5万〜20万円)。そのうえで方針を決める

保守全般の考え方は サイト保守・運用の費用相場 にもまとめています。

よくある質問

WordPress の保守費用はいくらが相場ですか?

更新とバックアップだけの最小構成で月 5,000円〜1万円、不具合対応や軽微な更新作業を含めて月 1万〜3万円、改ざん検知・脆弱性の緊急対応まで含めると月 3万〜10万円が目安です。「何が含まれて、何が別料金か」を項目で確認してください。

保守契約を結ばないとどうなりますか?

すぐに壊れるわけではありません。ただしプラグインの脆弱性は日々公表されるため、更新を止めたサイトは時間の問題で狙われます。改ざんされると、復旧に 20万〜100万円と数日〜数週間かかります。自社で更新できる体制があるなら契約は不要ですが、「誰も見ていない」状態が一番危険です。

プラグインの更新は自動にすればよいのでは?

自動更新は有効ですが、更新後に表示が崩れたり、フォームが送信できなくなることがあります。自動更新にするなら、崩れに気づける仕組み(表示監視やフォームの定期テスト)をセットにしてください。気づかないまま数週間、問い合わせが届いていなかった例は珍しくありません。

サイトが改ざんされたらどうすればよいですか?

まずサイトを非公開にし、パスワードをすべて変更します。そのうえで、改ざん前のバックアップから戻すのが基本です。不正なファイルを消すだけでは、侵入経路が残っていて再発します。バックアップが無いと作り直しになるため、<strong>復旧できるバックアップがあるか</strong>を平時に確認しておいてください。

まとめ

  • 相場は月 5,000円〜10万円。金額よりも含まれる作業で比べる。
  • バックアップは「取っているか」ではなく「戻せるか」を確認する。
  • 改ざんの復旧は 20万〜100万円。予防のほうが安い。
  • 不要なプラグインの削除と権限の整理は、費用をかけずにできる対策。
この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

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