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公開後の集客 / 更新:2026年8月19日

「SEO対策込み」の中身|制作会社が実際にやること

制作時のSEOは土台づくりです。必要条件ですが、十分条件ではありません。

「SEO対策込み」の中身|制作会社が実際にやること

ホームページ制作の見積もりには、たいてい「SEO対策込み」と書かれています。 ところがその中身は会社によって大きく違い、 何もしないのと変わらない場合もあります。

ここでは制作時のSEO対策として実際に何が行われるのか、 そしてそれだけでは順位が上がらない理由を整理します。

制作時のSEOは「土台づくり」でしかない

検索順位は、大きく分けて次の3つで決まります。

要素誰がやるか制作費に含まれるか
技術的な土台(読み取れる状態にする)制作会社含まれる(べき)
コンテンツ(何が書かれているか)発注者または外部含まれないことが多い
被リンク・評判(他サイトからの言及)事業活動の結果含まれない

制作費に含まれるのは、ほぼ1行目だけです。 土台が整っていないと上位に出ませんが、 整っていれば上がるわけでもありません。 「必要条件であって十分条件ではない」というのが正確な表現です。

制作時に実際にやること

項目内容
タイトルタグページごとに異なる、内容を表す文言を設定する
meta description検索結果に出る説明文をページごとに書く
見出し構造h1〜h3 を文書構造として正しく使う(見た目の大小で選ばない)
内部リンク関連ページ同士を繋ぎ、回遊できるようにする
サイトマップXMLサイトマップを生成し、Search Console に登録する
構造化データ会社情報・パンくず・FAQなどを機械が読める形で書く
画像のalt画像の内容をテキストで説明する
表示速度画像の最適化、不要なスクリプトの削減
スマートフォン対応スマートフォンでの表示を基準に評価される
URL設計階層が内容と対応し、後から変えなくてよい構造にする

この10項目が「SEO対策込み」の実体です。 技術的にはどれも難しくありませんが、 ページ数が多いサイトでは相応の作業量になります。 逆に言えば、これらを省いても見た目は完成するため、 安い見積もりでは省略されていることがあります。

「対策込み」でも実際にはやっていない例

  • 全ページのタイトルが会社名だけ:どのページも同じ文言になっている
  • meta description が未設定:検索結果の説明文が本文から自動で拾われる
  • 見出しを見た目で使っている:大きく見せたいだけでh2を使い、構造が壊れている
  • 文字を画像にしている:デザイン重視で本文が画像化され、内容が読み取られない
  • サイトマップが未登録:作ってあるが Search Console に登録していない
  • リニューアルで転送していない:旧URLの評価を捨てている

「文字を画像にしている」は今でも見かけます。 凝ったデザインを実現するために本文を画像で作ると、 検索エンジンにはそのページの内容がほとんど伝わりません。 修正のたびに画像を作り直す必要もあり、運用の面でも不利です。

見積もりで確認すべきこと

「SEO対策込み」の一行だけでは判断できません。次の質問をしてください。

  1. タイトルとdescriptionは、誰が何ページ分書きますか
  2. 構造化データは何を入れますか
  3. Search Console と解析ツールの設定は含まれますか
  4. リニューアルの場合、旧URLの転送設計は含まれますか
  5. 公開後のレポートはありますか(あれば別料金か)

1つめの質問が最も差が出ます。 30ページのサイトなら、タイトルとdescriptionだけで60本の文章が必要です。 これを制作会社が書くのか発注者が書くのかで、作業量も金額も変わります。 「発注者に書いてもらう」前提の見積もりなのに伝わっていないと、 公開直前に大量の宿題が降ってきます。

公開後にやるべきこと

制作時の対策が終わったら、あとはコンテンツを増やす作業です。 ここが本体で、制作時の対策はその準備にすぎません。

やること目的
Search Console で検索クエリを見る実際に何で探されているか把握する
掲載順位4〜10位のページを改善する1位を狙うより早く成果が出る
表示はされているがクリックされないページのタイトルを直す流入が増える
実際の質問をもとに記事を書く検索意図に合った内容になる

まず見るべきは、4〜10位のキーワードです。 すでに評価されているページを1ページ目の上位に押し上げるほうが、 圏外のキーワードを新規に狙うより確実に、早く成果が出ます。

記事のネタは、営業や問い合わせで実際に聞かれた質問が最も強くなります。 検索ボリュームの大きいキーワードを狙うより、 自社の商談で頻出する疑問に答えるほうが、 読んだ人が問い合わせに近い状態で来てくれます。

よくある質問

「SEO対策込み」と書かれていれば順位は上がりますか?

上がりません。制作時のSEO対策は「検索エンジンが正しく読み取れる状態にする」ことであって、順位を上げる作業ではありません。順位は公開後のコンテンツと被リンクで決まります。土台が整っていないと上がらない、という関係です。

「上位表示を保証します」と言われました。

避けたほうがよい提案です。検索エンジンのアルゴリズムは非公開で更新も頻繁なため、順位を保証できる事業者は存在しません。保証をうたう場合、競合のいないキーワードで達成する、不自然な被リンクを使うなど、後で不利になる手法が使われている可能性があります。

制作会社にSEOも任せるべきですか?

制作時の土台づくりは制作会社の仕事です。公開後のコンテンツ制作や分析まで任せるかは別の判断で、デザインが得意な会社がSEOも得意とは限りません。実績として「どのサイトで、どのキーワードが、どう伸びたか」を具体的に出せるかで見極めてください。

効果が出るまでどれくらいかかりますか?

新規ドメインなら半年から1年が目安です。既存ドメインのリニューアルでも3か月程度は見てください。公開直後に順位が下がることもありますが、URLの変更と転送が正しければ通常は数週間で戻ります。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

公開後まで見てくれる会社かどうか

作って終わりにする会社と、公開後の数字まで見る会社は、出自で見分けられます。判断のしかたをまとめました。

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