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公開後の集客 / 更新:2026年8月19日

メール配信・メルマガの進め方|続く仕組みの作り方

週1回を宣言して3回で止まるより、月1回を1年続けるほうが効果があります。

メール配信・メルマガの進め方|続く仕組みの作り方

一度接点を持った相手に継続的に情報を届ける手段として、 メール配信は費用対効果が高い方法です。

ただしBtoBでは検討期間が長いため、 売り込みを続けても効果は出ません。 役立つ情報を送り続けて、検討が始まったときに想起されるのが目的です。

まず送り先を整理する

送り先取得元反応
問い合わせをした人フォーム高い
資料をダウンロードした人フォーム
名刺交換した相手商談・展示会
過去の取引先顧客管理高い
購入したリスト外部低い。同意の確認が必要

最も効くのは「過去の取引先」です。 すでに取引の実績があり、 こちらのことを知っている相手なので、 再依頼や紹介につながりやすくなります。 新規開拓より先に、既存の関係に送ってください。

購入したリストへの配信は、 同意の有無が確認できないため慎重に判断すべきです。 反応も低く、迷惑メール報告が増えると 自社ドメインからのメール全体が届きにくくなります。

法律上の要件

広告や宣伝を目的とするメールには、 特定電子メール法による決まりがあります。

  • あらかじめ同意を得た相手に送る(名刺等でアドレスを通知された場合を含む)
  • 送信者の氏名または名称を表示する
  • 送信者の住所を表示する
  • 問い合わせ先(電話・メール・URL)を表示する
  • 配信停止の方法を明示し、実際に停止できるようにする
  • 同意を得た記録を保存する

5つめの配信停止は、実際に機能することが重要です。 リンクが張られているのに手続きが完了しない、 停止を申し出たのに送り続ける、といった状態は問題になります。

※ 個別の適否については、所管の資料または専門家にご確認ください。

届かなければ意味がない

内容を作り込む前に、 そもそも受信箱に届いているかを確認してください。

確認すること対応
SPF・DKIMが設定されているかDNSに設定する
送信元が自社ドメインか他社ドメインを名乗らない
大量送信の仕組みを使っているか通常のメールソフトからの一斉送信は避ける
迷惑メールに入っていないか複数のメールサービス宛にテスト送信する

通常のメールソフトから数百件を一斉送信するのは避けてください。 送信元が制限されるだけでなく、 宛先が他の受信者に見えてしまう事故につながります。 配信専用のサービスを使ってください。 月数千円から利用でき、開封やクリックの計測も付いてきます。

何を書くか

反応がある内容反応が薄い内容
実務で使える情報・注意点自社の新サービス紹介
導入事例(似た会社の話)社内イベントの報告
法改正・制度変更の解説季節の挨拶だけの内容
よくある質問への回答売り込みの繰り返し
公開した記事の案内

売り込みだけのメールは、配信停止を増やします。 読み手は自社の課題を解決したいのであって、 他社の宣伝を読みたいわけではありません。

最も手間がかからないのは、公開した記事の案内です。 サイトにコラムを書いているなら、 それを数行の紹介文とともに送るだけで内容になります。 メールのために新しく書く必要はありません。

件名で決まる

  • 具体的にする(「◯月号のお知らせ」では開かれない)
  • 読むと何が分かるかを書く
  • 短くする(スマートフォンでは20文字程度で切れる)
  • 過度な煽りを避ける(迷惑メール判定を受けやすい)
  • 会社名を件名に入れるかは、認知度で判断する

「◯◯通信 第12号」のような件名は開かれません。 「制作会社を変えるときに揉める3つのこと」のように、 読むと何が得られるかが分かる件名にしてください。

続ける仕組みを作る

  1. 月1回など、守れる頻度を決める
  2. 送る日を固定する(第2火曜、など)
  3. 型を作る(毎回同じ構成にすれば作成が早い)
  4. 担当を1人決める
  5. 3本分のネタを先に用意しておく

止まる原因は、内容ではなく仕組みです。 毎回ゼロから考えていると負担が大きく、 忙しい月に飛ばした時点で止まります。 型を決めて、記事の紹介だけでも成立する形にしておいてください。

見る数字

  • クリック数(開封率より確実な指標)
  • 配信停止の数(増えたら内容を見直す)
  • メール経由の問い合わせ(最終的な成果)
  • エラーで届かなかった数(アドレスの整理に使う)

配信停止を恐れないでください。 関心の無い相手が抜けることで、 リストの精度は上がります。 問題なのは、停止が急に増えたときで、 そのときは頻度か内容に原因があります。

よくある質問

名刺交換した相手にメールを送ってよいですか?

特定電子メール法では、名刺などで自分のメールアドレスを通知した相手への広告メール送信は同意があったものとして扱われます。ただし<strong>送信者情報の明示と、配信停止の方法を記載する義務</strong>は変わりません。実務上は同意を得ておくほうが安全です。

どれくらいの頻度で送るべきですか?

月1回から始めるのが現実的です。週1回を宣言して3回で止まるより、月1回を1年続けるほうが効果があります。<strong>続けられる頻度を選んでください。</strong>止まったメルマガは、送っていないのと同じです。

開封率はどれくらいが普通ですか?

BtoBで15〜30%程度が一般的な水準です。ただし開封の計測は画像の読み込みに依存するため、実際より低く出ることがあります。開封率だけでなく、リンクのクリック数と、そこからの問い合わせを見てください。

HTMLメールとテキストメールはどちらがよいですか?

BtoBではテキスト形式でも十分に成立します。HTMLは見栄えが良い反面、受信環境によって崩れ、迷惑メール判定を受けやすくなります。内容が読まれることを優先するなら、シンプルな形式のほうが確実です。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

公開後まで見てくれる会社かどうか

作って終わりにする会社と、公開後の数字まで見る会社は、出自で見分けられます。判断のしかたをまとめました。

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