ホームページリニューアルの費用相場と、判断の基準
どこまで直すかで費用は3倍変わります。作り直すべきか、部分改修で足りるかの判断基準を整理します。
ホームページのリニューアルは「どこまで直すか」で費用が3倍変わります。 同じ「リニューアル」という言葉でも、写真を差し替えるだけの工事と、 構成から作り直す工事では別物です。
ここでは規模ごとの費用感と、作り直すべきか部分改修で足りるかの判断基準を整理します。
規模別の費用相場
| 規模 | 費用の目安 | 作業内容 | 期間 |
|---|---|---|---|
| 部分改修 | 20万〜60万円 | デザインの一部変更、ページ追加、スマホ対応 | 2〜4週間 |
| デザイン刷新 | 60万〜150万円 | 見た目を一新。構成と原稿は流用 | 1〜2か月 |
| 全面作り直し | 150万〜400万円 | 構成・原稿・写真から見直し。CMS入れ替え | 3〜5か月 |
金額の幅が大きいのは、既存の原稿と写真を使えるかどうかが効くためです。 取材と撮影が入ると、それだけで 30万〜80万円ほど上乗せされます。
作り直すべきか、部分改修で足りるか
| 症状 | 対応 | 理由 |
|---|---|---|
| スマホで崩れる | 部分改修 | CSS の対応で済むことが多い |
| 見た目が古い | デザイン刷新 | 構成が使えるなら作り直す必要はない |
| 自分で更新できない | デザイン刷新〜作り直し | CMS の入れ替えが必要 |
| 問い合わせが来ない | 作り直し | 見た目ではなく構成と導線の問題 |
| 制作会社と連絡が取れない | 作り直し | データを引き継げない前提で見積もる |
「問い合わせが来ない」を見た目の刷新で解決しようとすると、多くの場合は失敗します。 来訪者が何を知りたくて来ているのか、どこで離脱しているのかを先に確認しないと、 きれいになっただけで結果は変わりません。
見積もりで確認すべき4点
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 301リダイレクト | 旧URLから新URLへの転送が作業に含まれているか |
| 既存データの移行 | ブログ記事・実績など、既存コンテンツの移し替えの範囲 |
| 原稿と写真 | 流用か、新規に作るか。新規なら誰が用意するか |
| 公開後の対応 | 不具合対応の期間と、その後の保守費用 |
とくに 301リダイレクトは見積もりから漏れやすい項目です。 設定を忘れると、これまで検索から来ていた人が全員 404 ページに着地します。 ページ数が多いサイトほど影響が大きくなります。
費用を抑える進め方
- 原稿を自社で用意する:20万〜50万円ほど下がります
- 写真を流用する:撮影費 15万〜40万円を削れます
- 段階的に進める:先にトップと主要ページだけ作り直し、下層は後回しにする
- ページを減らす:見られていないページは移行せず捨てる。アクセス解析で判断できます
いちばん効くのはページを減らすことです。 リニューアル前に、直近1年で 1度も見られていないページを洗い出してください。 そのぶんの制作費と、公開後の管理の手間がまるごと不要になります。
よくある質問
リニューアルの費用相場はいくらですか?
部分改修で 20万〜60万円、デザイン刷新で 60万〜150万円、全面作り直しで 150万〜400万円が目安です。ページ数と、既存の原稿・写真を流用できるかで大きく変わります。
新規で作るのとどちらが安いですか?
既存サイトの構成をほぼ変えないなら、リニューアルのほうが 2〜3割安くなります。ただし構成から見直す場合は、既存の調査や移行作業が上乗せされるぶん、新規制作より高くなることがあります。
リニューアルで検索順位は下がりますか?
URL が変わると一時的に下がることがあります。旧URLから新URLへ 301 リダイレクトを設定すれば、多くは1〜3か月で戻ります。この設定が見積もりに入っているか必ず確認してください。
何年でリニューアルすべきですか?
年数では決めないでください。スマホで見づらい、更新できない、問い合わせが来ない、といった具体的な支障が出たときが判断のタイミングです。
掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。