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費用・相場 / 更新:2026年8月19日

製造業サイトの費用相場|購買担当者が見ている情報

見られているのは理念や沿革ではなく「うちの案件を受けられるか」です。

製造業サイトの費用相場|購買担当者が見ている情報

製造業のホームページは、 誰に何を伝えるかで作り方が大きく変わります。

新規取引先を増やしたいのか、 採用に使いたいのか、 既存取引先への説明資料にしたいのか。 この優先順位を決めないまま作ると、どれにも効かないサイトになります。

費用の目安

内容ページ数費用の目安
会社案内中心6〜10ページ50万〜120万円
技術・設備紹介あり12〜25ページ120万〜300万円
製品データベース付き30ページ以上300万〜800万円
多言語対応1言語あたり +30万〜150万円
技術資料のダウンロード管理+30万〜150万円

製造業で費用が上がりやすいのは、次の要素です。

  • 製品や部品の点数が多い(一覧と検索の仕組みが必要になる)
  • 図面・仕様書のダウンロード(管理の仕組みと権限設定)
  • 工場・設備の撮影(現場での撮影は準備に手間がかかる)
  • 技術的な原稿(内容を理解できるライターが必要)

購買担当者が探している情報

発注先を探している人が最初に確認するのは、 「うちの案件を受けられる会社か」です。 会社の理念や沿革ではありません。

情報なぜ見られるか優先度
対応できる加工・工法そもそも受けられるか必須
対応できる材質案件の材料が扱えるか必須
対応できるサイズ・重量設備の能力で判断する必須
ロット数の目安試作1個から受けるのか、量産のみか
保有設備の一覧能力の裏付け
公差・精度要求精度を満たせるか
納期の目安スケジュールに合うか
認証(ISO等)取引の前提条件になることがある

「ロット数」は書かれていないことが多い割に、判断に直結します。 試作1個から受けるのか、最低ロットが1,000個からなのかで、 問い合わせるかどうかが決まります。 ここを明記すると、合わない問い合わせが減り、対応工数も下がります。

設備一覧は必ず載せる

保有設備の一覧は、製造業サイトで最も見られるページの一つです。 メーカー名・型式・加工範囲・台数が並んでいるだけで、 読み手は能力を判断できます。

設備名は検索されます。 特定の機械名や工法で検索して発注先を探す動きがあるため、 型式を正確に記載しておくと、そこから流入が生まれます。 画像化せずテキストで書いてください。

技術情報をどこまで出すか

出したほうがよい出さなくてよい
対応できる加工・材質・サイズ具体的な加工条件・工程パラメータ
保有設備と能力顧客の図面・製品仕様
難易度の高い加工の事例取引価格
品質管理の体制・検査設備顧客名(許諾が無い場合)
取得している認証

「何ができるか」を出すことにリスクはほとんどありません。 競合が真似できるのはノウハウであって、 対応範囲の公開はむしろ引き合いを増やします。 情報を出さない会社は、そもそも候補に上がりません。

加工事例を載せる場合は、 顧客が特定されない形にする必要があります。 「自動車部品/アルミ/φ50×200/年間3万個」のように、 加工の内容だけを示せば十分に伝わります。 掲載前に取引先の許諾を確認してください。

採用にも使われる

製造業では、採用面での効果が大きいのが特徴です。 応募者と、その家族が必ずサイトを見ます。

  • 工場の中が見える写真(どんな環境で働くのか)
  • 社員が写っている写真(年齢層・雰囲気)
  • 作っているものが何に使われるか(部品単体では分かりにくい)
  • 設備の新しさ(労働環境の判断材料になる)
  • 資格取得の支援制度

「何に使われるか」の説明は効果があります。 自社が作っているのが部品の一部でも、 「この部品は◯◯に使われています」と示せると、 応募者にとって仕事の意味が伝わります。

多言語対応の考え方

海外からの引き合いを狙う場合でも、 全ページを翻訳する必要はありません。

  1. 会社概要(所在地・規模・沿革)
  2. 対応可能な加工・設備
  3. 問い合わせフォーム

この3つがあれば、引き合いを受けることはできます。 機械翻訳をそのまま置くのは避けてください。 技術用語の誤訳は、技術力そのものへの不信につながります。 ページ数を絞って、正確に訳すほうが効果的です。

制作会社を選ぶときの確認

  • 製造業のサイト制作実績があるか(技術的な内容を扱えるか)
  • 工場での撮影経験があるか(安全管理と撮影許可の理解)
  • 技術的な原稿を書けるか、または整理を手伝えるか
  • 製品点数が増えたときの拡張性

3つめが実務上の分かれ目です。 技術の内容は社内の人しか知りませんが、 それを外部に伝わる形に整理するのは別の技能です。 ヒアリングして原稿の骨子を作れる会社だと、 発注側の負担が大きく減ります。

よくある質問

製造業でホームページは必要ですか?

必要です。購買や技術の担当者は、発注先を探すときにまず検索します。既存の取引先だけで回っている場合でも、<strong>採用と与信</strong>の面で見られます。応募者も取引先も、必ずサイトを確認します。

技術情報をどこまで出すべきですか?

判断が分かれるところですが、<strong>加工可能な範囲と設備は出したほうが問い合わせに繋がります。</strong>ノウハウそのものではなく「何ができるか」を示す情報なので、競合に真似される性質のものではありません。具体的な工程条件や図面は出す必要がありません。

英語版は必要ですか?

海外からの引き合いを狙うなら有効です。ただし機械翻訳をそのまま置くと、技術用語が誤訳されて信用を損ないます。全ページを訳すより、会社概要・設備・対応可能な加工の3ページを正確に訳すほうが実用的です。

価格は載せられません。

製造業では個別見積もりが前提なので問題ありません。その代わり<strong>「対応できる範囲」を具体的に書いてください。</strong>材質・サイズ・公差・ロット数・納期の目安があれば、発注側は自社の案件が合うか判断できます。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

相場のつぎは、見積もりの比べ方です

相場が分かっても、見積もりを並べただけでは比べられません。同じ条件で依頼する方法と、金額以外に見るべき点をまとめました。

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