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発注の進め方 / 更新:2026年8月13日

税理士の変更|タイミングと引き継ぎの手順

変更するなら決算後です。期の途中だと二重に費用がかかります。

税理士の変更|タイミングと引き継ぎの手順

税理士の変更は、タイミングと引き継ぎの手順さえ押さえれば難しくありません。 問題が起きるのは、期の途中で変えたときと、 書類を返してもらえなかったときです。

変更を考える理由と、その前に

よくある不満変更前に確認できること
連絡しても返事が来ない担当者の変更を依頼できないか(事務所は変えずに済む)
節税の提案がないそもそも顧問料の範囲に入っているか。別料金の相談かもしれない
料金が高い訪問頻度を下げる、記帳を自社で行うなど、条件変更の余地がないか
クラウド会計に対応しない事務所として方針が決まっている場合は変更が早い
高齢で引退が近い後継者がいるか。事務所として引き継げるか
変更は決算後がもっとも安く済む

期の途中で変えると、 前任には途中までの顧問料、後任には期首からのやり直し分がかかり、 1年分の費用を二重に払うことになりがちです。 決算・申告が終わってから切り替えれば、この重複はありません。
次の税理士を探し始めるのは、決算の1〜2か月前が目安です。

手順

順番やること注意点
1新しい税理士を決める先に決めてから解約する。空白期間を作らない
2契約書で解約条件を確認予告期間(1〜3か月前)と、中途解約時の精算
3現在の税理士へ連絡理由は簡潔で構わない。書面かメールで残す
4書類とデータの返却を依頼下のリストを渡して漏れを防ぐ
5税務代理権限証書の解除新しい税理士が税務署へ提出し直す
6会計データの引き継ぎソフトが違う場合はCSVで出力してもらう

返してもらう書類

  • 決算書・申告書の控え(過去3〜5年分。融資や補助金の申請で必要になる)
  • 総勘定元帳・仕訳帳(法定保存年数は7年)
  • 固定資産台帳(減価償却の続きに必要)
  • 預けている原本(領収書、請求書、契約書)
  • 会計データ(バックアップファイル、またはCSV)
  • 年末調整・給与関係の書類(扶養控除等申告書など)
「データは渡せない」と言われたら

自社の帳簿と原本は自社の財産です。 会計ソフトが事務所名義の場合、ソフトのデータそのものは渡せなくても、 元帳や仕訳のCSV出力は求められます。 それも拒まれる場合は、税理士会の相談窓口に問い合わせるという方法があります。 引き継ぎを円滑にするためにも、解約の連絡は感情的にならず事務的に伝えてください。

新しい税理士に渡すもの

  • 直近3期分の決算書・申告書
  • 今期の試算表と会計データ
  • 固定資産台帳
  • 従業員名簿と給与の情報
  • 借入金の残高と返済予定表
  • 前任とのやり取りで気になっていた点(引き継ぎたい論点)

よくある質問

税理士を変えるベストなタイミングはいつですか?

<strong>決算・申告が終わった直後</strong>です。期の途中で変えると、前任と後任の両方に費用がかかり、引き継ぎの手間も増えます。決算後なら、次の期を新しい税理士で丸ごと見てもらえます。

今の税理士に不満があると言いにくいのですが。

理由を細かく説明する義務はありません。「社内の方針で見直すことになりました」で十分です。契約書に解約の予告期間(1〜3か月前)が定められていることが多いので、そこだけ確認してください。

返してもらう書類は何ですか?

決算書と申告書の控え(過去3〜5年分)、総勘定元帳、仕訳帳、固定資産台帳、預かっている領収書や請求書の原本、会計データ(可能ならバックアップファイル)です。<strong>原本は自社の財産</strong>なので、必ず返却を求めてください。

変更したら税務調査が入りやすくなりますか?

そのようなことはありません。税理士の変更自体が調査の対象になることはなく、申告内容と業績の推移で判断されます。むしろ書面添付制度に対応する事務所に変えると、調査の確率は下がる方向に働きます。

まとめ

  • 変更は決算・申告の直後。期の途中だと費用が二重にかかる。
  • 解約の前に、新しい税理士を決めておく。
  • 帳簿と原本は自社の財産。返却リストを渡して漏れを防ぐ
  • 不満の内容によっては、担当者の変更や条件見直しで解決することもある。

次の事務所の選び方は 税理士の選び方 にまとめています。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

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