記帳代行の費用相場|仕訳数で決まる料金
料金は「仕訳の数」で決まります。まず自社の月間取引数を数えてください。
記帳代行の料金は、売上規模ではなく 取引の件数 で決まります。 年商1億円でも取引が月50件なら安く、 年商2千万円でも現金商売で月400件あれば高くなります。
仕訳数別の料金
| 月間の仕訳数 | 月額の目安 | こんな会社 |
|---|---|---|
| 〜50 | 5千〜1万円 | 取引先が数社。経費も少ない |
| 51〜100 | 1万〜2万円 | 小規模な法人の標準的な水準 |
| 101〜200 | 1.5万〜3万円 | 従業員数名。仕入れがある |
| 201〜300 | 2.5万〜4万円 | 店舗や現場が複数 |
| 301〜500 | 4万〜6万円 | 飲食・小売など現金取引が多い |
| 501〜 | 6万円〜 | 個別見積もり |
※ 税別。顧問料とは別にかかる金額です。
通帳の入出金件数 + 現金の領収書枚数 + カード明細の件数
この合計がおおよその月間仕訳数です。
直近3か月の平均を出すと、繁忙期の偏りも見えます。
見積もりを依頼するときにこの数字を伝えると、
各事務所から比較できる金額が返ってきます。
渡し方で料金が変わる
| 渡し方 | 料金への影響 | 手間 |
|---|---|---|
| 会計ソフトに入力済み | 記帳代行なし | 自社で2〜6時間/月 |
| Excel で一覧にして渡す | 2〜3割安い | 自社で1〜3時間/月 |
| 日付順に整理して渡す | 1〜2割安い | 自社で30分〜1時間/月 |
| そのまま封筒で渡す | 基準(最も高い) | 自社の手間なし |
自社処理を選ぶ場合
会計ソフトの銀行・カード連携を使うと、明細が自動で取り込まれます。 勘定科目も一度覚えさせれば次回から自動で提案されるため、 慣れれば月100仕訳を2〜3時間で処理できます。
- 銀行口座を事業用に分ける:私用と混ざると仕分けに時間がかかる
- 支払いをカードに寄せる:現金払いを減らすと、明細がそのまま記録になる
- レシートはアプリで撮る:電子帳簿保存法にも対応しやすい
- 月末にまとめない:週1回15分のほうが、月末に3時間より楽になる
記帳代行だけを専門の業者に頼み、申告は別の税理士に頼むと、 勘定科目の付け方が税理士の方針と合わず、決算時に直すことがあります。 その修正費が結局かかるため、 顧問税理士がいるなら、その事務所にまとめて頼むほうが総額では安くなることが多くあります。
よくある質問
記帳代行の料金はどう決まりますか?
月間の<strong>仕訳数</strong>で決まります。月50仕訳までなら 5千〜1万円、100仕訳で 1万〜2万円、300仕訳で 2.5万〜4万円が目安です。仕訳とは「売上が入った」「経費を払った」といった取引1件のことです。
自社の仕訳数はどう数えればよいですか?
通帳の入出金件数+現金で払った領収書の枚数+クレジットカードの明細件数、でおおよそ分かります。月に通帳が30行、領収書が40枚、カードが30件なら約100仕訳です。見積もりを取るときはこの数を伝えてください。
自分でやるのと外注、どちらが得ですか?
月100仕訳程度なら、会計ソフトの銀行連携を使えば月2〜4時間で自社処理できます。外注費 1.5万円と、その時間を本業に充てた場合の価値を比べてください。300仕訳を超えると自社の負担が重くなり、外注が現実的になります。
領収書を丸投げできますか?
できますが割高になります。日付順に並べる、勘定科目のメモを付ける、といった下準備をするだけで 2〜3割下がることがあります。「封筒にまとめて渡す」状態だと、整理の手間まで料金に乗ります。
まとめ
- 料金は売上ではなく 月間の仕訳数 で決まる。
- 「通帳+領収書+カード明細」の件数を数えてから見積もりを取る。
- 整理して渡すだけで 1〜3割安くなる。
- 月300仕訳を超えるあたりから、外注のほうが現実的になる。
顧問料そのものは 税理士の顧問料の相場 にまとめています。
掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。