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発注の進め方 / 更新:2026年8月13日

物流会社の選び方|運べるかどうかより体制を見る

安さで選ぶと、繁忙期に「車がありません」と言われます。

物流会社の選び方|運べるかどうかより体制を見る

物流の委託先を運賃だけで選ぶと、繁忙期に困ります。 安い会社が安いのは、自社で車を持たず、都度手配していることが理由の場合があり、 年末や年度末に車が押さえられなくなるためです。

会社のタイプ

タイプ強み注意点
実運送(自社車両あり)車両を確保できる。品質を管理しやすい対応エリアが限られる
利用運送(水屋・フォワーダー)全国どこでも手配できる。柔軟実際に運ぶ会社が見えない。中間マージン
大手路線便全国網。小口に強い。安定している細かい要望は通りにくい
3PL保管から配送まで一括。設計も相談できる切り替えに半年かかる
地域密着型特定エリアに強い。融通が利く遠方は協力会社に流れる
まず「自社便の比率」を聞く

「保有車両は何台ですか」「この案件は自社便ですか、協力会社ですか」。 この2つを聞くだけで、体制がかなり見えます。
協力会社を使うこと自体は普通ですが、 全部を外に流している会社は、 繁忙期に自社で優先枠を持てません。 運賃が安い理由がここにあることもあります。

確認しておくこと

項目なぜ見るか
保有車両の台数と車格必要な大きさの車を確保できるか
拠点の場所発着地に近いほど運賃も日数も有利
繁忙期の対応年末・年度末に車を出せるか。優先枠があるか
荷物の取扱い経験精密機器・食品・危険物は設備と資格が要る
事故時の対応と保険賠償の上限、保険の加入状況
Gマーク・ISO の取得安全管理の体制がある目安
ドライバーの定着率入れ替わりが激しいと品質が安定しない
連絡の取りやすさ遅延や事故のときに、すぐ状況を掴めるか

荷物の性質で選び分ける

  • 精密機器・美術品:エアサス車、専用の緩衝、二人体制での取扱い
  • 食品・生鮮:冷蔵冷凍車、温度記録、HACCP への対応
  • 危険物:資格を持つドライバー、消防法の許可
  • 大型・重量物:ユニック車、フォークリフト、道路使用許可
  • 小口・多頻度:路線便や軽貨物のほうが安く済む
避けたほうがよい兆候

荷姿を聞かずに運賃を即答する(容積を確認しないと車格は決まらない)
他社より極端に安い(待機・荷役が含まれていない、または下請けに買い叩いている)
誰が運ぶか答えられない(当日まで手配が決まらない可能性)
事故時の補償を説明できない(標準約款の内容すら把握していない)
2024年問題への対応を語れない(法令順守の意識が薄い)

まず1回試す

いきなり全量を任せず、1ルートか1日ぶんで試すのが安全です。見るのは次の4つです。

  • 時間どおりに着いたか
  • 荷物に傷や汚れがなかったか
  • 遅れそうなときに事前に連絡が来たか
  • ドライバーの態度(納品先の心証はそのまま自社の評価になる)

よくある質問

物流会社は何を基準に選べばよいですか?

運賃より<strong>体制</strong>を見てください。自社で車両を持っているか、拠点はどこか、繁忙期に車を確保できるか。安く受けても、忙しい時期に「車がありません」と言われれば荷物は動きません。

大手と中小、どちらがよいですか?

全国に一律で送るなら大手、特定の地域や特殊な荷物なら中小に強みがあります。中小は小回りが利き、担当者との距離も近い一方、車両数に限りがあります。<strong>荷物の性質と量で選び分ける</strong>のが実際的です。

協力会社に流されるのは問題ですか?

物流業界では一般的で、それ自体は問題ありません。ただし<strong>誰が実際に運ぶか</strong>を把握できないと、事故や遅延のときに原因を追えません。「どこまで自社便で、どこから協力会社か」を確認してください。

Gマークとは何ですか?

全日本トラック協会の<strong>安全性優良事業所</strong>認定です。事故率、法令順守、安全教育などの評価を受けた事業所に与えられます。必須ではありませんが、安全管理の目安になります。

まとめ

  • 運賃より体制。自社車両の有無と、繁忙期に出せるかを聞く。
  • 協力会社の利用は普通。ただし誰が運ぶかを把握できる会社を選ぶ。
  • 荷姿を聞かずに運賃を即答する会社は、後から加算される。
  • 初回は1ルートで試し、時間・荷傷み・連絡・態度を見る。
この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

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