トラック輸送の運賃相場|距離・車格別の目安
車格と距離で決まりますが、待機と荷役が別料金なのを見落としがちです。
トラック運賃は「距離 × 車格」が基本ですが、 実際の請求額を左右するのは待機時間と荷役作業です。 ここが見積もりに入っていないと、後から数割上乗せされます。
車格別・距離別の運賃(チャーター便)
| 車格 | 積載 | 〜50km | 〜100km | 〜300km | 〜500km | 〜800km |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 軽貨物 | 350kg | 8千〜1.5万 | 1.2万〜2万 | 2.5万〜4万 | — | — |
| 2t | 2t | 2万〜3.5万 | 2.5万〜4.5万 | 4万〜7万 | 6万〜10万 | 10万〜16万 |
| 4t | 4t | 3万〜5万 | 3.5万〜6万 | 6万〜10万 | 9万〜14万 | 15万〜23万 |
| 10t | 10t | 4.5万〜7万 | 5.5万〜8.5万 | 9万〜14万 | 13万〜20万 | 21万〜33万 |
※ 税別・高速代別。2026年時点の目安で、地域と時期によって上下します。
加算される項目
| 項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 待機時間 | 30分ごと 1,500〜3,000円 | 30分または1時間までは無料が一般的 |
| 荷役作業(手積み・手降ろし) | 1回 3,000〜1万円 | 運転手が積み下ろしをする場合 |
| 時間指定 | 2千〜1万円 | 時間帯が狭いほど高い |
| 燃料サーチャージ | 運賃の3〜15% | 軽油価格に連動 |
| 高速道路料金 | 実費 | 使うかどうかを事前に決める |
| 付帯作業(仕分け・検品) | 1時間 3,000〜5,000円 | 本来は運送業務に含まれない |
| 繁忙期割増 | 1〜3割 | 年末、年度末、お盆 |
トラックには積載重量と荷台の広さの両方に上限があります。
軽くてかさばる荷物(緩衝材、家具、空容器)は、
重量に余裕があっても荷台が先に埋まります。
見積もりを依頼するときは、重量だけでなく
荷姿(パレット何枚、段ボール何箱、寸法)を伝えてください。
これがないと車格の判断ができず、大きめの車で見積もられます。
チャーターと混載の使い分け
| チャーター便 | 混載便 | |
|---|---|---|
| 料金 | 1台いくら | 個数・重量に応じて |
| 日数 | 直行するので速い | 積み替えがあり1〜2日多い |
| 荷傷み | 少ない | 積み替えで増える |
| 時間指定 | しやすい | 難しい |
| 向いている量 | 積載率5割以上 | パレット1〜3枚程度まで |
同じ条件で他社より3割安い見積もりが出たときは、
待機・荷役・高速代のどれかが含まれていない可能性が高くなります。
また、下請けに丸投げしていて当日まで誰が運ぶか決まらない、
という会社もあります。
「この運賃に何が含まれますか」と聞いて、
答えが具体的な会社を選んでください。
よくある質問
チャーター便と混載便はどう違いますか?
<strong>チャーター便</strong>は車1台を貸し切る方式で、直行できるため速く、荷物が傷みにくい利点があります。<strong>混載便</strong>は他社の荷物と相乗りする方式で安いかわりに、積み替えがあり日数もかかります。積載率が5割を超えるならチャーターのほうが割安になることが多くあります。
運賃は何で決まりますか?
距離と車格(車両の大きさ)が基本です。そこに時間指定、待機時間、荷役作業、高速代、燃料サーチャージが加算されます。重量よりも<strong>容積(かさ)</strong>で車格が決まることが多く、軽くて大きい荷物は割高になります。
帰り便(復路便)は安いと聞きました。
荷物を降ろして空で戻る車に積むため、通常の5〜7割で運べることがあります。ただし<strong>タイミングが合ったときだけ</strong>で、日程を指定できません。納期に余裕がある荷物なら選択肢になります。
標準的運賃とは何ですか?
国土交通省が示している運賃の目安です。2024年問題への対応として、適正な運賃を確保するために告示されました。法的な強制力はありませんが、運送会社が値上げを求める際の根拠として使われます。
まとめ
- 基本は距離 × 車格。ただし待機と荷役が総額を左右する。
- 車格は重量ではなく容積で決まることが多い。荷姿を伝える。
- 積載率5割を超えるならチャーター、パレット数枚なら混載。
- 納期に余裕があるなら帰り便で5〜7割に抑えられることがある。
費用全体の構成は 物流委託の費用相場、 依頼の出し方は 物流の見積もり依頼 を参照してください。
掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。