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商社・卸売会社DBコラム / 商社の選び方|総合商社と専門商社の違い

発注の進め方 / 更新:2026年8月16日

商社の選び方|総合商社と専門商社の違い

「商社を通すと高い」は半分当たりです。残り半分は何を任せるかで決まります。

商社の選び方|総合商社と専門商社の違い

「商社」という言葉は、規模も役割も違う会社を同じ名前で呼んでいます。 頼み先を間違えないために、まず3つの層に分けて考えてください。

3つの層

守備範囲向いている相談
総合商社分野横断・事業投資・資源権益新しい調達ルートの構築、大型プロジェクト
専門商社特定分野を深く。技術サポートと在庫日常的な調達、代替品の提案、小ロット
卸売(問屋)地域や業種に密着した流通短納期の補充、地元での配送

※ 実際には境目は曖昧です。専門商社を名乗りながら地域の卸に近い会社も、 卸を名乗りながら海外調達までする会社もあります。看板より中身で見てください。

商社を通すか、直接買うか

条件向いている買い方
品目が絞れていて年間数量が読めるメーカー直取引
品目が多く、1品目あたりは少量商社(窓口をまとめられる)
急に必要になることがある商社(在庫を持っている)
海外から調達したい商社(貿易実務と与信を任せられる)
技術的な選定に自信がない商社(代替品と組み合わせを提案できる)
自社に倉庫と物流があるメーカー直取引
よくある誤解

「商社を通すと中間マージンのぶん高い」は、単価だけを見れば正しい話です。

ただし直接買うと、最低ロット、在庫、与信、納期管理、 急ぎのときの手当てを自社で持つことになります。 在庫が滞留したときの損失や、ラインが止まった1日の損失は、 口銭の数%より大きくなることがあります。

「何を自社でやり、何を任せるか」の切り分けとして考えてください。

選ぶときに聞くこと

質問何が分かるか
どのメーカーを直で引けますか仕入れルートの深さ。又間だと価格も納期も不利
在庫はどこに、どのくらい持っていますか急ぎのときに出せるか
技術的な問い合わせに答えられますか選定を任せられる相手かどうか
小分け・小ロットに応じてもらえますか在庫を抱えずに済むか
納入場所まで運んでもらえますか運賃の負担と荷降ろしの手当て
支払条件はどうなりますか資金繰りへの影響
同等品の提案はできますか1社購買から抜け出せるか

1社に絞るかどうか

1社に集約複数社と取引
価格数量がまとまり条件が良くなる競争が働く
手間窓口も請求もひとつ発注先ごとに管理が要る
供給の安定止まったときに代わりがない片方が止まっても回る
情報関係が深まり優先してもらえる他社の動きや相場が入る

※ 実務では「主力を1社、保険として2社目を細く」という形が多く取られます。 2社目との取引を切らさないでおくと、主力が止まったときに動けます。

よくある質問

総合商社と専門商社の違いは何ですか?

<strong>総合商社は分野を横断して扱い、事業投資まで踏み込みます</strong>。資源・エネルギー、機械、化学品、食料、繊維をひと通り持ち、取引の仲介だけでなく、権益の取得や合弁会社の設立まで行います。<strong>専門商社は分野を絞って深く扱います</strong>。扱う商品の知識、メーカーとの関係、在庫の持ち方で価値を出します。中小企業の日常的な調達では、専門商社のほうが接点になります。

代理店・特約店・ディーラーは何が違いますか?

明確な法律上の区分はなく、メーカーごとに呼び方と条件が違います。おおむね<strong>特約店はメーカーと直接契約し、仕入れ価格や地域について特別な条件を持つ立場</strong>、<strong>代理店はメーカーに代わって販売する立場</strong>、<strong>ディーラーは自ら仕入れて売る立場</strong>を指します。実務では「その会社が該当メーカーの品を直に引けるか」が重要で、呼び名より<strong>仕入れルートを聞く</strong>ほうが確実です。

複数の商社に相見積もりを取ってよいですか?

構いません。ただし<strong>同じメーカー品を同じ条件で聞く</strong>ことが前提です。扱いメーカーが違えば別の商品を比べていることになります。また、商社によっては同一案件で複数から見積もりが出るとメーカー側で調整が入ることがあります。同等品での比較を求めるなら「他社にも声をかけている」と最初に伝えるほうが、あとで気まずくなりません。

小さい会社でも取引してもらえますか?

できます。むしろ<strong>小口・多品種は専門商社の得意分野</strong>です。メーカーが相手にしない規模を束ねるのが商社の役割だからです。ただし初回は<strong>現金取引や前払い</strong>を求められることがあります。取引実績を積むと掛け取引に移行できます。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

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