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M&A仲介会社DBコラム / レーマン方式とは|4つの報酬基準額でこれだけ変わる

費用・相場 / 更新:2026年8月25日

レーマン方式とは|4つの報酬基準額でこれだけ変わる

同じ「5%」でも、何に5%を掛けるかで報酬は数倍違います。

レーマン方式とは|4つの報酬基準額でこれだけ変わる

M&Aの成功報酬は、ほとんどの会社がレーマン方式で計算します。 料率の階層は各社で大きくは変わりませんが、 何を報酬基準額に置くかは会社によって違い、ここで金額が大きく動きます。

料率の階層

報酬基準額報酬率
5億円以下5%
5億円超〜10億円以下4%
10億円超〜50億円以下3%
50億円超〜100億円以下2%
100億円超1%

※ 一般に設定されている例(出典:M&A支援機関登録制度HP)。 基準額の最小範囲を5%とする会社が多いとされますが、階層も料率も各社で異なります。

報酬基準額の4種類

呼び方報酬基準額使っている会社
株価レーマン株式価額636社
オーナー受取額レーマン株式価額 + 役員借入金244社
移動総資産レーマン株式価額 + 有利子負債 + その他の負債233社
企業価値レーマン株式価額 + ネット有利子負債161社

※ ネット有利子負債 = 有利子負債 - 現預金等。 社数は当データベース掲載1,627社の仲介業務(譲渡側)についての届出です。

計算してみる

株式譲渡価額 3億円/役員借入金 5,000万円/有利子負債 2億円 の会社

株価レーマン
基準額 3億円 → 3億円 × 5% = 1,500万円

オーナー受取額レーマン
基準額 3億5,000万円 → 3億5,000万円 × 5% = 1,750万円

移動総資産レーマン
基準額 5億円(+その他の負債)→ 5億円 × 5% = 2,500万円以上

基準額が5億円を超えると、超えた部分は4%になります。 この例では基準額の置き方だけで1,000万円以上の差が出ます。

階層ごとに計算する意味

基準額8億円の場合

誤:8億円 × 4% = 3,200万円
正:5億円 × 5% + 3億円 × 4% = 2,500万円 + 1,200万円 = 3,700万円

「8億円だから4%」と一律で掛けるのではなく、 5億円までの部分は5%、そこを超えた3億円分に4%を掛けて足します。 このため、実際の負担率は単純な料率より高くなります。

確認しておくこと

確認することなぜ必要か
報酬基準額の定義負債を含めるかで金額が数倍変わる
階層と料率5%スタートとは限らない
最低手数料計算結果がこれを下回っても最低額を払う
譲受側の報酬体系仲介では双方から受け取る
算定の対象に何が入るか退職金や不動産の扱いで基準額が動く

※ 掲載各社が届け出た報酬基準額は、会社詳細ページに掲載しています。

よくある質問

レーマン方式とは何ですか?

報酬基準額を階層に分け、階層ごとの料率を掛けて合算する成功報酬の計算方法です。5億円以下の部分に5%、5億円超〜10億円以下の部分に4%というように、金額が上がるほど料率が下がります。「1億円だから一律5%」ではなく、階層ごとに区切って計算します。

報酬基準額とは何のことですか?

料率を掛ける対象になる金額です。株価レーマン(株式価額)、オーナー受取額レーマン(株式価額+役員借入金)、企業価値レーマン(株式価額+ネット有利子負債)、移動総資産レーマン(株式価額+有利子負債+その他の負債)の4つがよく使われます。同じ会社でも、どれを採るかで基準額が変わります。

どの方式がいちばん安く済みますか?

負債の少ない会社なら差は小さく、借入や役員借入金が多い会社ほど株価レーマン以外は高くなります。負債を引き継ぐのは譲受側なので、「負債の分まで報酬基準額に入れるのはおかしい」という考え方と、「負債を含めた事業全体を動かした対価だ」という考え方があり、どちらが正しいというものではありません。契約前に方式を確認してください。

成功報酬以外にも費用はかかりますか?

かかることが多いです。着手金、月額報酬、基本合意時の中間金などが別に設定されている場合があります。登録支援機関の届出では、仲介業務(譲渡側)で成功報酬以外の手数料が「有」の会社が859社ありました。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

つぎは、実際に依頼先を探す段階です

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