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M&A仲介会社DBコラム / 事業承継の選択肢と費用|親族内・従業員・M&Aで比べる

費用・相場 / 更新:2026年8月25日

事業承継の選択肢と費用|親族内・従業員・M&Aで比べる

「誰に渡すか」で、かかる費用も期間もまったく別物になります。

事業承継の選択肢と費用|親族内・従業員・M&Aで比べる

事業承継は「誰に引き継ぐか」で、費用も期間もまったく別物になります。 3つの方法を並べて比べます。

3つの方法の比較

親族内承継従業員承継(MBO/EBO)M&A(第三者)
後継者子・親族役員・従業員他社
主な費用贈与税・相続税株式取得資金の調達仲介手数料
創業者への対価基本的に無い株式の売却代金譲渡代金
個人保証後継者へ引き継ぐことが多い後継者が負う解除を交渉する
期間の目安3〜10年3〜5年半年〜1年
主な障壁後継者の意思・相続人間の調整資金調達相手が見つかるか

親族内承継でかかるもの

費目内容
贈与税・相続税自社株の評価額に応じて課税。株価対策が要る
株価算定費用税理士による非上場株式の評価
事業承継税制の申請特例承継計画の作成・認定申請
他の相続人への配慮遺留分。代償金が必要になることがある
登記・定款変更役員変更登記など

※ 事業承継税制(特例措置)は納税を猶予する制度で、免除ではありません。 要件を外れると猶予が取り消されて納税が発生します。 適用の判断は税理士に相談してください。

M&Aを選ぶ判断基準

こういうときはM&Aが現実的

子や親族に継ぐ意思がない(最も多い理由)
従業員に株式を買い取る資力がない
創業者の引退後の生活資金が必要
個人保証から確実に外れたい
単独では設備投資や人材採用が続かない
取引先や従業員の雇用を維持したい

廃業と比べると、M&Aは従業員の雇用と取引先が残り、 設備の処分費用や原状回復費用もかかりません。

準備の順番

時期やること
3年前〜決算内容の整理。事業と個人の資産・費用を分ける
2年前〜許認可・契約書・労務の点検。名義や更新漏れを直す
1年前〜後継者の有無を確定。無ければM&Aの相談を始める
半年前〜相手探し、トップ面談、基本合意
成約時デューデリジェンス、最終契約、個人保証の解除
成約後引き継ぎ。取引先・従業員への説明

※ 経営者が体調を崩してから動き出すと、選択肢が一気に狭まります。 相手探しには時間がかかるため、健康なうちに準備してください。

よくある質問

事業承継にはどんな方法がありますか?

親族内承継、従業員承継(MBO/EBO)、第三者へのM&Aの3つが基本です。後継者が身近にいるかどうかで選択肢が決まります。どれも進めるには数年かかるため、「引退したい時期」から逆算して動き始める必要があります。

一番費用がかからないのはどれですか?

直接の支出が少ないのは親族内承継ですが、株式の移転に伴う贈与税・相続税がかかります。事業承継税制を使えば納税を猶予できる場合があります。M&Aは仲介手数料が数百万円〜かかる一方、譲渡代金が入るため、手元の資金という意味では逆になります。

個人保証はどうなりますか?

自動的には外れません。M&Aでは最終契約で個人保証の解除を条件に入れるのが通常ですが、解除には金融機関の同意が必要です。「譲渡したのに保証だけ残っていた」というトラブルが実際に起きているため、解除の時期と方法を契約書に明記してください。

準備にどのくらいかかりますか?

親族内・従業員承継は3〜10年、M&Aは半年〜1年が目安です。親族内承継は後継者の育成と株式の移転に時間がかかり、M&Aは相手探しから成約までの実務期間です。ただしM&Aも、決算内容の整理や許認可の確認を含めると1年以上前から準備したほうが条件は良くなります。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

つぎは、実際に依頼先を探す段階です

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