PR会社の費用|リテナー契約の相場と成果の測り方
掲載は保証されません。何に対して払うのかを先に決めます。
PRは広告と違い、枠を買わない仕事です。 費用を払っても掲載は保証されません。 それでも依頼する価値があるのは、 第三者が報じたという形になり、広告より信頼を得やすいからです。 何に対して払うのかを理解したうえで契約してください。
契約の形
| 形態 | 費用の目安 | 向いているとき |
|---|---|---|
| 月額リテナー | 月30万〜100万円 | 継続的に情報発信したい |
| プロジェクト型 | 1件50万〜300万円 | 新商品発表など単発の山場がある |
| 成果連動型 | 基本料+掲載ごと | 掲載数を重視する |
| スポット相談 | 時間単価 | リリースの添削だけ頼みたい |
※ 成果連動型は「掲載されれば追加で払う」形ですが、 媒体の質を問わず件数を追う方向に働くことがあります。 何をもって成果とするかを契約時に定義してください。
費用に含まれるもの・別途のもの
| 項目 | 扱い |
|---|---|
| プレスリリースの作成 | リテナーに含まれることが多い |
| 配信サービスの利用料 | 別途(1配信 3万〜8万円) |
| 記者への個別アプローチ | リテナーに含まれる |
| 記者発表会の運営 | 別途(イベント費用として) |
| 撮影・素材制作 | 別途 |
| クリッピング(掲載の収集) | 含まれる場合と別途の場合がある |
1. 誰に知ってほしいか(一般消費者か、業界か、投資家か、求職者か)
2. 何を伝えるか(ニュースになる要素があるか)
3. 社内の窓口は誰か(取材依頼に即応できる体制があるか)
4. 出せない情報は何か(数字、取引先、開発中の内容)
※ 特に2が重要です。
「新商品を出した」だけではニュースになりません。
社会の関心事とどう接続するかを一緒に考えられる会社を選んでください。
PR会社の得意分野は分かれます
| タイプ | 強み |
|---|---|
| コンシューマーPR | 生活情報番組、女性誌、Webメディア |
| BtoB・企業広報 | 業界紙、経済メディア、日経系 |
| IR・財務広報 | 投資家向け開示、決算説明 |
| 危機管理広報 | 不祥事対応、会見対応 |
| 採用広報 | 求職者に向けた発信、社員インタビュー |
※ 記者とのつながりは分野ごとに別物です。 「PR会社」という括りではなく、狙う媒体に強い会社を選んでください。
よくある質問
リテナー契約とは何ですか?
<strong>月額固定で継続的に支援を受ける</strong>契約です。PR会社の基本的な契約形態で、月<strong>30万〜100万円</strong>が一つの目安です。記者との関係づくりや情報の蓄積は時間がかかるため、<strong>6か月〜1年</strong>を最低期間とする会社が多くあります。単発の発表だけならプロジェクト単位の契約もできます。
掲載されなくても費用はかかりますか?
かかります。PRは<strong>掲載を保証できない</strong>仕事です。記事にするかどうかを決めるのはメディア側であり、PR会社が確約すればそれは広告(記事広告)になります。対価を払っているのは掲載そのものではなく、<strong>情報を整理し、記者に届け、取材に対応する一連の実務</strong>です。ここを誤解したまま契約すると、必ず不満が出ます。
成果はどう測りますか?
掲載件数だけで測ると偏ります。実務では<strong>掲載媒体の質</strong>(狙った媒体に載ったか)、<strong>掲載内容</strong>(伝えたい要素が入っているか)、<strong>問い合わせや採用への波及</strong>を合わせて見ます。「広告換算費」という指標もありますが、実際の広告費と等価ではないため、参考値として扱ってください。
自社で広報担当を置くのとどちらがよいですか?
<strong>両方あるのが理想</strong>です。PR会社は記者とのネットワークと発信のノウハウを持ちますが、社内の情報にはアクセスできません。自社に窓口となる担当がいないと、取材の申し込みが来ても対応できず機会を逃します。最初はPR会社に伴走してもらいながら、社内に知見を移していく進め方が現実的です。
掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。