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制作会社の選び方 / 更新:2026年8月19日

地元の制作会社と都市部の制作会社、どちらに頼むべきか

距離はもう決定要因ではありません。ただし撮影がある案件は別です。

地元の制作会社と都市部の制作会社、どちらに頼むべきか

制作会社を探すとき、 「地元で探すか、都市部の会社に頼むか」は必ず出る論点です。

結論から言うと、距離そのものはもう決定要因ではありません。 オンラインでのやり取りが標準になり、 地理的な制約はほぼ無くなりました。 ただし、距離が効いてくる場面は残っています。

距離が効く場面と、効かない場面

工程距離の影響備考
キックオフ・要件整理やや効く初回は対面のほうが認識が揃いやすい
デザイン確認効かない画面共有で十分
原稿のやり取り効かないオンラインで完結
撮影効く現地に来る必要がある。交通費も発生
取材(社員・顧客)やや効く対面のほうが引き出せる
関係者が多い会議効く役員が同席する場は対面が有利
公開後の運用効かない連絡の速さのほうが重要

撮影があるかどうかが、実質的な分かれ目です。 撮影を伴う案件で遠方の会社に頼むと、 交通費・宿泊費・移動日の日当が乗ります。 この場合、撮影だけ地元のカメラマンに依頼するという 分け方も現実的です。

地元の会社の強みと弱み

強み弱み
すぐ会える/撮影の交通費がかからない選択肢が少ない
地域の商習慣や事情を理解している特定分野の専門性が無いことがある
紹介や評判が確認しやすい断りにくい・比較しにくい
地元向けの集客に土地勘がある全国向けの発信は経験が薄いことがある
費用がやや抑えられる傾向体制が小さく、公開後の対応が属人的

「紹介で頼んだので断りにくい」は実際に起こる問題です。 取引先や商工会の紹介だと、 提案内容に不安があっても比較検討しづらくなります。 紹介であっても、他社の見積もりを1〜2社は取ってください。

都市部の会社の強みと弱み

強み弱み
選択肢が多く、専門性で選べる移動を伴う工程で費用が増える
同業種・同規模の実績を持つ会社を探せる地域の事情には疎い
体制が整っており、担当交代にも対応できる小規模案件は優先度が下がることがある
最新の手法に触れる機会が多い費用水準がやや高い

「小規模案件の優先度」には注意してください。 大手の制作会社に100万円程度の案件を出すと、 経験の浅い担当が付く、進行が後回しになる、といったことが起こります。 自社の予算がその会社にとってどの位置にあるかを確認してください。 平均的な受注規模を聞けば見当がつきます。

距離より重要な3つ

実際のところ、成果を左右するのは距離ではありません。

  1. 自社と同じ業種・同じ規模の実績があるか
  2. 公開後に連絡が取れる体制か
  3. 窓口の担当者が制作の中身を把握しているか

1つめが最も差を生みます。 業界特有の規制(医療・不動産・金融・士業)や、 BtoBの長い検討プロセスを理解しているかどうかは、 距離とは無関係です。 地元でも自社の業界を扱ったことがない会社より、 遠方でも同業種を何件も手掛けている会社のほうが、話が圧倒的に早くなります。

集客の観点

集客の対象向いている選び方
地域の一般消費者地元の事情に詳しい会社が有利
全国のBtoB顧客業種の実績で選ぶ。距離は関係ない
採用(地元人材)地域の求職者の感覚を知っている会社
海外多言語・越境の実績で選ぶ

地域の消費者を集めたい場合は、地元の会社の土地勘が効きます。 どのエリアからどう来るのか、 地域で通じる言い回しは何か、といった感覚は、 外からは分かりません。

逆に全国のBtoB顧客が対象なら、所在地はほぼ無関係です。 この場合は業種の実績と、検討プロセスの理解度で選んでください。

実務的な折衷案

  • 制作は遠方、撮影は地元:交通費を抑えつつ専門性を取る
  • キックオフだけ対面、以降はオンライン:認識合わせの精度を確保する
  • 制作は遠方、公開後の軽微な更新は地元:運用の即応性を確保する

ただし分けるほど、間の調整は自社の仕事になります。 社内に進行を管理できる人がいない場合は、 1社にまとめたほうが結果的に楽です。 どちらを取るかは、社内の体制次第で判断してください。

よくある質問

地元の会社のほうが安いですか?

一般的にはやや安い傾向がありますが、差は思うほど大きくありません。人件費の水準は地域差がありますが、同じ品質を出すのにかかる工数は変わらないためです。極端に安い場合は、範囲が狭いか、外注に流しているかのどちらかです。

打ち合わせはオンラインだけで大丈夫ですか?

大半の工程は問題ありません。対面が有効なのは、キックオフ(認識合わせ)と、撮影、関係者が多い場での合意形成くらいです。「毎回来てほしい」という要望があるなら、移動時間ぶんの費用が乗ることは理解しておいてください。

地元業界に詳しい会社のほうがよいですか?

業界の慣習や規制がある領域(医療・不動産・金融・士業など)では大きな利点になります。ただし「地元」と「業界に詳しい」は別の話です。地元でも自社の業界を扱った経験が無い会社より、遠方でも同業種の実績が多い会社のほうが話が早いことがあります。

公開後のことを考えると近いほうがよいですか?

近さより「連絡が取れるか」です。同じ市内でも返信が来ない会社より、遠方でもチャットで即応する会社のほうが運用は回ります。公開後の連絡手段と対応時間を、契約前に確認してください。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

つぎは、実際に依頼先を探す段階です

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