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制作会社の選び方 / 更新:2026年8月19日

業界に精通した制作会社を選ぶべき理由

業界によっては、書いてよい表現が法律で決まっています。知らない会社に頼むと作り直しになります。

業界に精通した制作会社を選ぶべき理由

業種によっては、ホームページに書いてよい表現が法律や業界ルールで決まっています。 これを知らない制作会社に頼むと、公開後に作り直しになります。

デザインの好みや費用の話の前に、 「この業界の決まりごとを分かっているか」を確認しておく必要がある業種があります。

規制がある主な業界

業界関係する規制とくに問題になりやすい表現
医療・歯科・クリニック 医療広告ガイドライン、医療法 「絶対治る」等の断定、ビフォーアフター写真、体験談、他院との比較
不動産 宅建業法、不動産の表示に関する公正競争規約 「駅から徒歩◯分」の算出、「完全」「最高」等、おとり広告、取引態様の明示
士業(弁護士・税理士等) 各会の広告規程 成功率の表示、他事務所との比較、誇大な実績表現
金融・保険 金商法、保険業法 利回りの表示、リスク表記の欠落、断定的判断の提供
化粧品・健康食品 薬機法、景表法 効能効果の表現、体験談、「アンチエイジング」等の用語
人材・求人 職業安定法 労働条件の明示、性別・年齢の限定表現

医療と不動産は、とくに細かく決まっています。 医療広告ガイドラインでは、患者の体験談やビフォーアフター写真の掲載が原則禁止されています。 不動産では「徒歩◯分」を 80m=1分で算出する決まりがあり、実測とずれると不当表示になります。

知らない会社に頼むと起きること

段階起きること負担
公開前チェックが入らないまま進む
公開後同業者や患者・顧客から指摘が入る信用の低下
指摘後該当箇所の削除・書き直し修正費用が自社負担になることが多い
悪い場合行政指導、業界団体からの是正要請対応の手間と時間

費用面で痛いのは、修正費が追加請求されることです。 制作会社の契約は「発注者の指示どおりに作る」前提になっていることが多く、 規制に触れる表現を書いたのが制作会社側でも、修正は別料金になりがちです。

そして最終的な責任は、掲載している事業者にあります。 「制作会社が知らなかった」は理由になりません。

詳しいかどうかを見分ける質問

質問期待する答え
同じ業界の制作実績はありますか複数件を具体名または業態で示せる
この業界で気をつけている表現はありますか規制名と具体例が出てくる
原稿のチェックはどなたがしますか社内の担当者名、または外部の専門家
公開後に指摘が入ったらどう対応しますか修正の範囲と費用負担が明確

2つ目の質問がいちばん分かります。 実際に経験があれば「医療広告ガイドラインで体験談が使えないので、代わりにこうしています」 といった具体的な話が出てきます。 「法律は御社で確認をお願いします」しか返ってこない場合、その領域の経験はないと考えてください。

詳しい会社が見つからないとき

地域や業種によっては、業界に詳しい制作会社が見つからないこともあります。 その場合は、次のいずれかで補ってください。

  • 原稿を自社で用意する:表現の責任を自社に寄せ、制作会社にはデザインと実装を任せる
  • 業界団体のチェックを通す:公開前に確認を依頼できる制度がある業界もあります
  • 顧問の専門家に見てもらう:顧問弁護士・顧問薬剤師などに公開前の原稿を確認してもらう
  • 契約に確認義務を書く:どちらが規制を確認するかを契約書に明記しておく

最低限、契約時に「規制の確認はどちらの担当か」を決めておいてください。 ここが曖昧なまま進むと、問題が起きたときの修正費用でもめます。

よくある質問

業界の規制を知らない会社に頼むと何が起きますか?

公開後に表現の修正が必要になります。医療広告なら行政指導の対象になることもあり、不動産では不当表示として問題になります。修正費用が自社負担になるケースが多く、結果的に高くつきます。

実績があれば規制に詳しいと言えますか?

同じ業界の実績が複数あれば、ある程度は期待できます。ただし1件だけの場合、その案件で顧客側がチェックしていた可能性があります。「どういう表現に気をつけましたか」と聞けば、実際に理解しているか分かります。

規制のチェックは誰の責任ですか?

最終的な責任は掲載する事業者(発注側)にあります。制作会社が知らずに書いたとしても、行政指導を受けるのは事業者です。だからこそ、分かっている会社を選ぶ意味があります。

業界に詳しい会社は費用が高いですか?

同等か、やや高い程度です。ただし手戻りが少ないぶん、総額では安くなることが多くなります。知らない会社に頼んで作り直しになると、初回の制作費が丸ごと無駄になります。

この記事の金額について

掲載している金額は、一般的な発注で見かける水準をもとにした目安です。 実際の費用は要件・地域・体制によって変わります。必ず複数社から見積もりを取り、 「何が含まれていて、何が含まれていないか」を比べたうえでご判断ください。

つぎは、実際に依頼先を探す段階です

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